【Globali】
FBI元長官:「捜査妨害で解雇された」(2017/06/09)
ロシアの米選挙干渉疑惑を調査する米上院情報特別委員会の公聴会が開かれ、連邦捜査局(FBI)のコミー前長官が証言した。コミー氏はトランプ大統領から、捜査を辞めるよう暗に示唆するような発言で圧力をかけられたと説明している。これが司法妨害にあたると判断されれば弾劾となり政権の危機となるが、共和党内でのそのような動きは殆どないという。
トランプ氏は公聴会が開かれる間沈黙をしていたが、息子のトランプ・ジュニア氏がツイッターでコミー氏を批判しているという。更に議会証言後、大統領弁護士は「(トランプ氏は)いかなる形でもコミー氏に捜査を止めるよう指示していない」とし、またコミー氏が大統領との「部外秘の会話」を「権限なしに(マスコミに)漏らした」と述べている。
6月8日付
『ロイター通信』は「コミー氏:FBIのロシア疑惑捜査を妨害するためにトランプに解雇された」との見出しで以下のように報道している。
公聴会でコミー元FBI長官は、トランプ政権が嘘をつき、彼やFBIの名誉を傷つけたと語った。2月にトランプ氏が、ロシア疑惑捜査の一環だったフリン元国家安全補佐官への捜査を止めるよう指示をしたと述べた。トランプ氏が司法妨害をしようとしたかについては発言せず、それは現在ロシア疑惑捜査を統括しているモラー特別検察官が決めることだとし、「大統領との会話で妨害があったかは私が言えることでないが、大変不愉快で懸念を抱かせるものではあった」と述べている。...
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6月8日付
『ロイター通信』は「コミー氏:FBIのロシア疑惑捜査を妨害するためにトランプに解雇された」との見出しで以下のように報道している。
公聴会でコミー元FBI長官は、トランプ政権が嘘をつき、彼やFBIの名誉を傷つけたと語った。2月にトランプ氏が、ロシア疑惑捜査の一環だったフリン元国家安全補佐官への捜査を止めるよう指示をしたと述べた。トランプ氏が司法妨害をしようとしたかについては発言せず、それは現在ロシア疑惑捜査を統括しているモラー特別検察官が決めることだとし、「大統領との会話で妨害があったかは私が言えることでないが、大変不愉快で懸念を抱かせるものではあった」と述べている。矢継ぎ早に出される質問に、コミー氏は単的に慎重に答えていったという。
トランプを批判する人は、FBIの捜査の邪魔をすることは司法妨害にあたり弾劾に発展する可能性があると主張する。一方、与党共和党では、弾劾手続きへの動きはほぼ皆無である。
同日付米国
『ボストングローブ』(AP通信引用)は「コミーの公聴会に関しドナルド・トランプはツイッター発言せず、息子が発言」との見出しで次の様に報道している。
コミー元FBI長官の公聴会の間、トランプ大統領はツイッターで発言をしていない。しかし、長男のトランプ・ジュニアがツイッターで発言、父であるトランプ氏を擁護し、コミー氏への批判を繰り返しているという。特に、トランプ氏がフリン元国家安全補佐官への捜査をFBIに辞めるよう「望んでいる」意図だと受け取ったとコミー氏が主張している件を批判しているという。
同日付米国
『シアトル・タイムズ』は「コミーの証言に沈黙したトランプの一方で息子が生ツイート」との見出しで次の様に報道している。
普段とは違い控えめなトランプ大統領がコミー元FBI長官の公聴会の間沈黙している。一方トランプ・ジュニアは、木曜夕方から80回もツイートし、父を弁護しコミー氏を批判しているという。「私の知る39年間で父が「命令を下す」時は常に曖昧さはなかった。言っている意味が明確だった」等としている。
トランプ大統領の弁護士は「(トランプ氏は)いかなる形でもコミー氏に捜査を止めるよう指示していない」とし、また、コミー氏は大統領との「部外秘の会話」を「権限なしに漏らした」と述べている。
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