【Globali】
サウジアラビア国王訪中(2017/03/17)
サウジアラビアのサルマーン国王は、1000人もの家臣を引き連れての1ヶ月にもおよぶアジア各国訪問ツアーの最中であり、日本・マレーシア・インドネシアを訪問後に今現在は中国の習近平国家主席と会談している。
3月16日付
『AFP』:
オバマ政権下ではアメリカとサウジアラビアは不仲であり、トランプ政権の外交政策もいまだに先行きが不透明であることから、サルマーン国王はアジアとの同盟関係を強化していきたい方針を示していて、習近平国家主席も同意している。
中国経済にとってはサウジアラビアの石油は非常に重要なウェイトを占めていて、また2014年に習近平国家主席により提唱された「一帯一路」の政策においてはサウジアラビアの協力が必要不可欠だという。...
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3月16日付
『AFP』:
オバマ政権下ではアメリカとサウジアラビアは不仲であり、トランプ政権の外交政策もいまだに先行きが不透明であることから、サルマーン国王はアジアとの同盟関係を強化していきたい方針を示していて、習近平国家主席も同意している。
中国経済にとってはサウジアラビアの石油は非常に重要なウェイトを占めていて、また2014年に習近平国家主席により提唱された「一帯一路」の政策においてはサウジアラビアの協力が必要不可欠だという。
TPPとは別に「一帯一路」は「アジアとヨーロッパまたその間の地域間における貿易や市場の連携や交流を強化させ経済発展を促進させる」という昔のシルクロードを弱冠倣った経済構想であり、サウジアラビアは国の地理的な位置としてはまさに「アジアとヨーロッパとアフリカをつなぐ重要なポジション」になるという。
そのため、中国の国際問題研究所関係の中東の専門家も「今後中東での中国政府の役割は非常に重要になっていき、またサルマーン国王もそれに期待している。」と述べていて、習近平国家主席が、サウジアラビアおよび中東の地域の発展のためにどう行動するか、が鍵となっていくとみられる。
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