10月2日付
『AP通信』、
『ブルームバーグ』オンラインニュースは、トヨタがこの程、空飛ぶタクシー開発新規企業に5億ドルの追加投資を行う旨発表したと報じている。
トヨタの出資先は、空飛ぶタクシー用の機体開発に取り組んでいる米新興企業のジョビー・アビエーション(JA、注後記)である。
同社は、ヘリコプター・ドローン・小型飛行機の要素を持つ電動垂直離着陸機(eVTOL)の開発・製造事業を展開していて、同機は都市圏において通勤者や旅行者による利用が見込まれる空飛ぶタクシーに適しているとされている。...
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10月2日付
『AP通信』、
『ブルームバーグ』オンラインニュースは、トヨタがこの程、空飛ぶタクシー開発新規企業に5億ドルの追加投資を行う旨発表したと報じている。
トヨタの出資先は、空飛ぶタクシー用の機体開発に取り組んでいる米新興企業のジョビー・アビエーション(JA、注後記)である。
同社は、ヘリコプター・ドローン・小型飛行機の要素を持つ電動垂直離着陸機(eVTOL)の開発・製造事業を展開していて、同機は都市圏において通勤者や旅行者による利用が見込まれる空飛ぶタクシーに適しているとされている。
JAの創業者兼最高経営責任者であるジョーベン・ビバート氏(50歳)は、“今回の出資は、両社間の7年近くにわたる協力関係を基盤とするものだ”とした上で、“トヨタのモノづくりで培ったノウハウや支援は、当社の取り組みの前進に大きく貢献している”とコメントした。
なお、トヨタのJAへの総投資額は8億9,400万ドル(約1,305億円)となるが、投資完了後にはJA発行済み株式の約22%を所有することになる。
(注)JA:エアタクシー用のeVTOL-Joby-S4を開発している2009年創業の企業。カリフォルニア州本拠。2018年、トヨタ等から合計1億ドル(約146億円)の資金調達。その後トヨタは2020年に3億9,400万ドル(約575億円)を追加出資。なお、2022年にデルタ航空(1928年設立)が6千万ドル(約88億円)、更に2023年には韓国SKテレコム(1984年設立)が1億ドルの投資を決定。
(参考)eVTOL新規企業への投資は、ステランティス(2021年設立の仏プジョーグループと米伊フィアット・クライスラーグループの合弁会社。トヨタ・独フォルクスワーゲン・韓国現代グループに次ぐ世界4位)も行っており、2024年の6,600万ドル(約96億円)追加投資と合わせて、総額1億1千万ドル(約160億円)をアーチャー・アビエーション(2018年創業、カリフォルニア州本拠)宛に投資済み。
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