『フランス国際ラジオ局（RFI）』12月5日付けによると、NGO‘大汚染源者を追い出す会’による、COP28に参加している石油企業や化石燃料生産部門のロビイスト数の算定を行った。それによると、その人数はこれまでのCOPの中で記録的な人数となるという。ロビイスト数が多くなればなるほど地峡環境をクリーンに保持するための同意を得ることが難しくなるといわれている。

今回のドバイでの地球温暖化対策会議に参加している化石燃料関係の専門家やビジネスマンの数が前回に比べ4倍多いという。グローバル・ウイットネスと、グラスゴーでのCOP26からデータ調査を行っているNGO‘大汚染者を追い出す会’の合同調査によると、化石燃料業界から2456人の専門家が参加しており、内訳はコンサルタント、取締役、貿易業務スペシャリスト、財務専門家で構成されている。この人数は、季恋変動により最も影響を受けている十数カ国からの代表団を合計した1609人をはるかにしのぐ人数となっており、COP主催国であるアラブ首長国連邦（UAE）の代表団数、4409人に次ぐ人数となっている。...

今回のドバイでの地球温暖化対策会議に参加している化石燃料関係の専門家やビジネスマンの数が前回に比べ4倍多いという。グローバル・ウイットネスと、グラスゴーでのCOP26からデータ調査を行っているNGO‘大汚染者を追い出す会’の合同調査によると、化石燃料業界から2456人の専門家が参加しており、内訳はコンサルタント、取締役、貿易業務スペシャリスト、財務専門家で構成されている。この人数は、季恋変動により最も影響を受けている十数カ国からの代表団を合計した1609人をはるかにしのぐ人数となっており、COP主催国であるアラブ首長国連邦（UAE）の代表団数、4409人に次ぐ人数となっている。　

なお、ロビイストのほぼ全員が､欧米諸国から来ており、国の代表団の一員か、貿易組織の一員かとして参加証を入手しており、企業の一員としての参加証を手に入れているケースはごくまれであるという。ちなみに、フランスからは世界５大石油メジャーの1つのトタル・エネジー社から116人がCOP28に参加している。フランスからは他に電力会社のEDFから代表団として取締役が参加している。

イタリアからの代表団としては、石油企業大手のENI社、EUからはBP社,ENI社およびエクソン・モビル社の社員たちが参加している

2023年5月に、130人の米国議員たちとEC議員たちが、バイデン大統領やグテーレス国連事務総長などに宛てた手紙で、ロビイストのCOP28への参加者の人数の多さに憤慨し、「大気汚染産業を代表する多数の参加者が、ロビイストとして現状を変えないように画策しているが、その数が気象変動による被害を受けた国々の代表団の数より勝っていることで、気候変動対策に対してブレーキをかける役割を演じているのではないか？」と非難を投げかけた。