ペッテリ・オルポ首相は11月28日火曜日、「最近の数週間でのロシア国境からの不法移民の流入をくい止めなければいけない。」と言明し、ロシアの政治的な目的による不法移民のフィンランドへの流出を強く非難した。...

ペッテリ・オルポ首相は11月28日火曜日、「最近の数週間でのロシア国境からの不法移民の流入をくい止めなければいけない。」と言明し、ロシアの政治的な目的による不法移民のフィンランドへの流出を強く非難した。

ところで、フィンランドは、11月中旬にロシアとの8箇所の国境検問所のうち4箇所を閉鎖し、先週は北極圏にある最北の国境検問所を閉鎖していた。

マリ・ランタネン内務大臣によると、「フィンランドは、ロシアによるハイブリッド攻撃の標的にされている。これは、国の安全保障に拘わる問題だ。」と強調した。 これに対してロシアの副外務大臣は、「フィンランドの国境閉鎖に関する決定は合理性を欠いている。」と反論している。

フィンランド政府のコニュニケによると、「ラジャージョセッピの最北国境検問所は、12月13日まで閉鎖されるが、亡命希望者は空港や港の移民検問所で申請できる。」という。

なお、フィンランドとロシアの両隣国間の外交関係は、2022年2月のロシアのウクライナ侵攻から極度に悪化している。フィンランドとしては自国の安全保障のため、今年4月に北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）に加盟を行っている。 ロシアは、フィンランドに対し、何らかの対抗手段に訴えることを宣言していた。