今年の日本の世相を最も反映する漢字として、「税」を意味する漢字が選出された。

日本漢字能力検定協会によると、税が選ばれたのは、増税や減税がニュースで非常に多く報じられたり、政治家の間で議論されていたためだという。多くの国民がガスや日用品の値上がりを懸念していた。

発表された１２日には漢字は、京都の清水寺の僧により、約１．５メートル長の大きな書道筆で、１．３メートルの巨大な和紙に書かれた。...

今年の日本の世相を最も反映する漢字として、「税」を意味する漢字が選出された。

日本漢字能力検定協会によると、税が選ばれたのは、増税や減税がニュースで非常に多く報じられたり、政治家の間で議論されていたためだという。多くの国民がガスや日用品の値上がりを懸念していた。

発表された１２日には漢字は、京都の清水寺の僧により、約１．５メートル長の大きな書道筆で、１．３メートルの巨大な和紙に書かれた。

１９９５年から毎年行われ２９回目となる今年の漢字の選考は、投票形式で行われ、税が選ばれるのは２０１４年に続き２回目となった。

同日付米『CNN』：「物価上昇への懸念が現れた今年の漢字」：

有名な「この世で確実な二つのもの」の一つである「税」が日本国民により今年の漢字に選ばれた。世界第三位の経済大国である日本での、上昇する生活費や税制改革を反映するものとなった。

１４．７万人の回答により「税」が選ばれたのは、増税が年間を通して議論されていたからであり、また、所得減税、新規インボイス制度、寄付納税への規制強化についての議論も活発な年だった。

税を選んだある回答者は、来年には消費税増税、たばこ税、法人税の増税も囁やかれるのではと予想。 税金関連の話題には事欠かないとしている。

日銀の低金利政策で円安が進み、コロナ禍後の観光客を呼び戻すには効果的だとみられているが、輸入品価格も上昇している。

今年２位となったのは「暑」で、夏は記録的な熱波となった。３位には世界的に長期化する戦争を意味する「戦」が選ばれた。