【Globali】
世界が見る安倍首相の訪米総集編(2015/05/07)
安倍首相の訪米(日米首脳会談、共同記者会見、米議会での演説)は、中韓が歴史問題での謝罪がなかったと批判的なトーンだったが、予想されたよりは多くはなく、概ね成功裏に終わったといっても言い過ぎではない内容だった。米国の晩餐会でのオバマ大統領の厚遇ぶりからも、それが見て取れる。米国と日本の間にくさびを打ち込もうとする中国の狙いを削ぐことができたといえるし、韓国にプレッシャーを与えることにも成功した。今後、米国が日本に何をどれだけ要求してくるかはまだ未知数だが、今回の訪米で日米関係を強化できたことは間違いない。今回はこれまでお伝えできていなかった記事や、安倍首相訪米に関する最新情報をお伝えする。
5月6日付
『ディプロマット』(米国)は、「安倍首相の米国訪問は韓国にプレッシャーを与えた」との見出しで、「日本に対する韓国の敵意の背後にある理由は、複雑で長期的であり、簡単に解決されることはないが、安倍首相の訪米の成功は、パククネ政権に日本との関係を改善するためのプレッシャーを与えたことはいえる」と報じた。
5月2日付
『ワシントンタイムズ』(米国)は、「安倍演説は新たな日米の時代を記した」との見出しで、「安倍首相は上下両院合同議会演説で、経済と安全保障の課題にさらされている米国にもっとも近い友人として、第二次大戦での米国の戦死者を悼むなど、見事な演説を行った。...
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5月6日付
『ディプロマット』(米国)は、「安倍首相の米国訪問は韓国にプレッシャーを与えた」との見出しで、「日本に対する韓国の敵意の背後にある理由は、複雑で長期的であり、簡単に解決されることはないが、安倍首相の訪米の成功は、パククネ政権に日本との関係を改善するためのプレッシャーを与えたことはいえる」と報じた。
5月2日付
『ワシントンタイムズ』(米国)は、「安倍演説は新たな日米の時代を記した」との見出しで、「安倍首相は上下両院合同議会演説で、経済と安全保障の課題にさらされている米国にもっとも近い友人として、第二次大戦での米国の戦死者を悼むなど、見事な演説を行った。優雅な演説と米国に対する心からの言葉で、何度もスタンディングオベーションが起きた」と絶賛した。
5月5日付
『ストレートタイムズ』(シンガポール)は、「謝罪を拒否する安倍首相の態度は、日本を危うくする」の見出しで、「米国両院議会合同会議の演説で、アジアに対して謝罪しなかった安倍首相は、第二次世界大戦中の東アジアにおける日本の侵略戦争をごまかす道を選んだものと考えられる」と報じた。
5月5日付
『国民日報』(韓国)は、「オバマ大統領が安倍首相との共同記者会見の中で、米国が尖閣列島の領有権について中立の立場を取るという発言をしなかったのは、日本の要請によるものだったと読売新聞が報じた」と伝え、「一部の報道では、中国が最近、ベトナム、フィリピンなど紛争中の南シナ海での人工島造成作業など、領有権の主張を強化している状況があったため、米国が中国寄りの発言をしなかったのではないかとの分析も出ている」と報じた。
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