月面上に、予想以上に大量の水が存在することが2つの研究で明らかとなる(2020/10/28)
『フランス24』TVチャンネルによると、10月26日の月曜日に発表された2つの研究結果によると、月面上に、これまで予想された以上の大量の水が存在することが明らかとなった。
巨大クレーター底部の永年、影となっている箇所に大量の水が氷状態で存在するという。 これが10月26日に発表された2つの学術論文の結論となっている。
月面の永年、影となっている地域には、予想以上の水で満たされているという。
月は、2008年になってアポロ計画で宇宙飛行士たちが持ち帰ったマグマの中に水分子を発見するまでは長い間、限りなく不毛の星として見られていた。
ネーチャー・アストロノミー誌に掲載された研究では、底部に氷を内包する多くのミクロ・クレーターが存在することを明らかにした。...
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巨大クレーター底部の永年、影となっている箇所に大量の水が氷状態で存在するという。 これが10月26日に発表された2つの学術論文の結論となっている。
月面の永年、影となっている地域には、予想以上の水で満たされているという。
月は、2008年になってアポロ計画で宇宙飛行士たちが持ち帰ったマグマの中に水分子を発見するまでは長い間、限りなく不毛の星として見られていた。
ネーチャー・アストロノミー誌に掲載された研究では、底部に氷を内包する多くのミクロ・クレーターが存在することを明らかにした。
コロラド大学の宇宙物理学科のポール・へイン教授のグループは、NASAの月面軌道を回る監視衛星(LRO)の2つの計器のデータを活用し、これまでの研究を行っている。
すなわち、LROでの測定結果と3次元モデルを組み合わせることで、影部分の大きさや分布を1㎜単位で再現できるという。
小さなクレーターの底部温度は、大きなクレーター底部と同じで約-160℃と予想されている。
なお、月面に占める全水層面積は約40000km2に到達し、そのうちの60%が月の南極地方に位置しているという。
月面の水は、将来、火星探検を行う上での補給水として活用できるものと考えられている。
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帝王切開の新生児に腸内細菌の変化が見られる(2019/09/19)
バクテリアに関するイギリスの最新の研究によると、帝王切開で産まれた新生児は、自然分娩の場合より腸内細菌が少なく、病院内に関係のある細菌が多く見られたという。しかしその違いは生後6~9か月には消えるという。
9月19日付米国
『CNN』は「帝王切開で産まれた赤ちゃんの腸内細菌は母親より少ない。これが重要な訳。」との見出しで以下のように報道している。
免疫システムを保つため人は多くのバクテリアを持って生まれてくる。健康維持に関連する腸内細菌について、自然分娩と帝王切開の新生児では違いがあることがロンドン大学の新たな研究から分かった。自然分娩の方が腸内細菌が多くみられ、帝王切開だと病院内の細菌がより多く見られたという。...
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9月19日付米国
『CNN』は「帝王切開で産まれた赤ちゃんの腸内細菌は母親より少ない。これが重要な訳。」との見出しで以下のように報道している。
免疫システムを保つため人は多くのバクテリアを持って生まれてくる。健康維持に関連する腸内細菌について、自然分娩と帝王切開の新生児では違いがあることがロンドン大学の新たな研究から分かった。自然分娩の方が腸内細菌が多くみられ、帝王切開だと病院内の細菌がより多く見られたという。しかしこの違いは離乳までになくなるという。
帝王切開により増えたバクテリアは「日和見病原菌」と呼ばれ、健康な人にもあるが、免疫システムが崩れたり細胞内や血管に入ると、病気を引き起こす菌。長期的な影響については未解明。
これ以前の研究では、帝王切開で産まれた場合、ぜんそくや炎症性大腸炎などのアレルギー反応の危険が高くなるとされてきた。帝王切開の場合病院関連菌をより多く持っており、又抗体薬耐性を持つ確率が高くなったという。これは血液感染を起こす菌と同じだと判明したという。
現在イギリスでは帝王切開の場合、母体感染を防ぐため抗生物質が使われる。このことから、新生児も胎盤を通し抗生物質を受け取っていると言える。しかし多くの場合帝王切開で命が助かるため、この研究結果でやめるべきではない。
同日付英国『インティペンデント』は「帝王切開で産まれた赤ちゃんは院内細菌を多く持つとの研究結果」との見出しで以下のように報道している。
雑誌ネーチャーに掲載された新生児のバクテリアに関する最新の大きな研究によると、帝王切開で産まれた場合、自然分娩の場合と比べ、腸内殺菌に違いが生じるとの研究結果は、一部の子どもが免疫システムが弱くなることの理由を示すもの。自然分娩の場合、母体の細菌を多く持つが、帝王切開の場合院内環境に関連した細菌を持って生まれるという。
同研究によると、自然分娩の新生児では健康によい腸内殺菌がより多くみられた一方、帝王切開の場合、院内で感染する事の多い危険因子となる細菌が見られたという。
しかし、その違いも生後1年経たず消えてしまうという。新生児の腸内細菌の役割は不確かで、出産時の違いがその後影響があるかは未解明である。この結果により帝王切開を控える必要は全くないという。
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