5月28日付米
『CNBC』:「イカゲームなどのヒットでアジア映画や番組の配信需要増」:
Netflixのヒットドラマ「イカゲーム」などの韓国シリーズや、最近では映画「ミナリ」や『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』の人気により、世界的にアジアの映画やテレビ番組への需要が高まっている。
その大部分は米国の視聴者で、かつてなく各種の配信サービスが充実し、世界のコンテンツへのアクセスが容易なためである。...
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5月28日付米
『CNBC』:「イカゲームなどのヒットでアジア映画や番組の配信需要増」:
Netflixのヒットドラマ「イカゲーム」などの韓国シリーズや、最近では映画「ミナリ」や『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』の人気により、世界的にアジアの映画やテレビ番組への需要が高まっている。
その大部分は米国の視聴者で、かつてなく各種の配信サービスが充実し、世界のコンテンツへのアクセスが容易なためである。アジアもの、特に韓国コンテンツへの投資は今だに高い。
データ提供「Parrot Analytics」によると、世界のコンテンツの中でアジア言語の割合は2023年第1四半期に25%に達し、2020年の同時期より15%増加しているという。
視聴者よりもコンテンツが多い状態で、需要を供給が上回ってはいるが、そのギャップは縮まりつつある。同四半期、アジア言語部門の供給が需要を上回ったのは4.7%で、2020年の9.8%よりも改善している。
先月Netflixは、韓国コンテンツを増やすと発表、韓国でサービスを開始した2016年より倍増する予定だとする。韓国語の番組への需要は2020年はじめから高まってはいたが、今も需要より供給が上回った状態の一方で、アジア言語としては、日本語や中国語の需要がより高まっている。
配信サービス「楽天Viki」によると、近年、アジア言語のコンテンツが急増しており、世界の登録者は2022年で27%増、コンテンツへの課金も17%増加している。韓国コンテンツが大半を占めることに変わりはないが、日本語、中国語、そしてタイ語ものが増加している。10年以上アジアのエンタメを扱ってきた同社は、コンテンツの全体的な伸びに加え、アジア以外での視聴者が増加している傾向を指摘する。
同日付印『VERVE times』:「世界でアジア映画やテレビの需要高まる」
米国でもグローバルなコンテンツが視聴し易くなったことで、世界的に、アジア映画や番組の需要が高まっている。
「Parrot Analytics」のエンタメ界ストラテジストのブランドン・カッツ氏によると、アジア言語コンテンツが今も供給が需要を上回る点について、「競争力が低下しているように見えるかもしれないが、需給の差は非常に縮まっている」としている。
今年、主要なオスカー賞を総なめした「ミナリ」や「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」などのアジア系米国映画が人気となり、配信サービスでヒットを飛ばしており、アジア映画やテレビ番組において、新たな米国の視聴者を開拓するきっかけとなった。
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