上海協力機構・首脳会議・インド首相出席へ(9月12日)
上海協力機構は中国やロシア、中央アジア各国などが安全保障や経済協力について協議する枠組みで、今月15日と16日にウズベキスタンで開かれる予定。インド政府はきのう、モディ首相がこの会議に出席することを発表した。
会議にはロシア・プーチン大統領が出席予定で、中国・習主席も参加が伝えられている。インド政府はモディ首相が複数の国と2国間会談を行う予定だとしていて、首脳会談が行われるかどうか注目が集まる。...
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上海協力機構は中国やロシア、中央アジア各国などが安全保障や経済協力について協議する枠組みで、今月15日と16日にウズベキスタンで開かれる予定。インド政府はきのう、モディ首相がこの会議に出席することを発表した。
会議にはロシア・プーチン大統領が出席予定で、中国・習主席も参加が伝えられている。インド政府はモディ首相が複数の国と2国間会談を行う予定だとしていて、首脳会談が行われるかどうか注目が集まる。
インドは、海洋進出の動きを強める中国を念頭に、「クアッド」と呼ばれる日本、米国、オーストラリアの4か国の枠組みに参加している。一方、ロシアのウクライナ侵攻を巡っては、伝統的な友好国であるロシアを直接的には非難せず、むしろロシアからの原油の輸入を大幅に増やしている。今回の会議で、インドがロシアや中国に対してどのような姿勢を示すのかが1つの焦点となりそう。
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クアッド・日米豪印・天然ガス増産・安定供給を要請(7月14日)
日本、米国、オーストラリア、インドの4か国の枠組み・クアッドのエネルギー担当相による会合がオーストラリアで開かれた。
ロシアが軍事侵攻を続けるなか4か国がエネルギー分野でいかに協力していくかがテーマとなり、日本からは萩生田経済産業相が出席した。
日本はサハリン2などの権益を通じて、天然ガスの輸入量全体の1割近くをロシアから調達しているが、調達先の確保が課題。萩生田経済産業相は米国とオーストラリアの担当閣僚と個別に会談し、LNG天然ガスの増産や安定供給の要請を行った。...
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日本、米国、オーストラリア、インドの4か国の枠組み・クアッドのエネルギー担当相による会合がオーストラリアで開かれた。
ロシアが軍事侵攻を続けるなか4か国がエネルギー分野でいかに協力していくかがテーマとなり、日本からは萩生田経済産業相が出席した。
日本はサハリン2などの権益を通じて、天然ガスの輸入量全体の1割近くをロシアから調達しているが、調達先の確保が課題。萩生田経済産業相は米国とオーストラリアの担当閣僚と個別に会談し、LNG天然ガスの増産や安定供給の要請を行った。萩生田経済産業相は「日本の立場への理解が示された」と述べた。
会合では、燃やしても二酸化炭素を出さないアンモニアなど、次世代エネルギーの技術開発や普及を協力して進めていくことで一致した。
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クアッド・エネルギー相会合・萩生田経済産業大臣・LNG安定調達に向け働きかけへ(7月13日)
日米豪印の4か国の枠組みクアッドのエネルギー担当大臣による会合がオーストラリア・シドニーで開かれ、インド太平洋地域でのエネルギー分野の協力などをテーマに協議する。
ウクライナ情勢が緊迫しLNGの調達を巡る国際的な競争が激しさを増す中、日本はサハリン2の権益を通じたロシアからの調達がこれまでどおりできるかどうか不透明になっている。
萩生田経済産業大臣はクアッドの会合に参加しているLNGの産出国の米国やオーストラリアの閣僚と個別に会談し、LNG(液化天然ガス)の安定的な調達に向け、各国への働きかけを強めたい考え。
「力による一方的な現状変更許さず」認識共有(5月24日)
日本、米国、オーストラリア、インドの4か国の枠組み「クアッド」の首脳会合を終えた岸田総理大臣が記者会見を行い、ロシアによる軍事侵攻が続く中、中国などを念頭に「力による一方的な現状変更をいかなる地域でも許してはならないという認識を共有した」と強調、4か国のさらなる連携強化を図る考えを示した。
岸田総理は会見で「ウクライナ侵攻がインド太平洋地域に及ぼす影響について率直な議論を行い、インドも参加する形でウクライナでの悲惨な紛争について懸念を表明し、法の支配や主権と領土の一体性の原則はいかなる地域では守らなければならないと確認した」と述べた。...
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日本、米国、オーストラリア、インドの4か国の枠組み「クアッド」の首脳会合を終えた岸田総理大臣が記者会見を行い、ロシアによる軍事侵攻が続く中、中国などを念頭に「力による一方的な現状変更をいかなる地域でも許してはならないという認識を共有した」と強調、4か国のさらなる連携強化を図る考えを示した。
岸田総理は会見で「ウクライナ侵攻がインド太平洋地域に及ぼす影響について率直な議論を行い、インドも参加する形でウクライナでの悲惨な紛争について懸念を表明し、法の支配や主権と領土の一体性の原則はいかなる地域では守らなければならないと確認した」と述べた。
また、中国などを念頭に「東シナ海や南シナ海での一方的な現状変更への深刻な懸念やミャンマー情勢への対応などについても議論を行った」と述べた。核ミサイル活動を活発化させる北朝鮮をめぐり、完全な非核化に向けた連携や拉致問題の即時解決の必要性で一致するとともに、北朝鮮で新型コロナの感染が広がっていることを踏まえ、感染対策の地理的空白を作らないことについて議論したことを明かした。
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クアッド首脳・インド太平洋地域で連携(5月24日)
日本、米国、オーストラリア、インド4か国の首脳が対面で集まったクアッドの首脳会合は岸田総理大臣の発言で始まった。
会合ではウクライナ情勢のほか海洋進出の動きを強める中国などを念頭に自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた連携、経済を含めた幅広い分野の協力の在り方を巡って協議が行われた。
このあと、共同声明が発表される見通しで、自由で開かれたインド太平洋への4か国の強固な関与を確認し自由や法の支配に加え主権と領土の一体性などの原則を強く支持するとともに、こうした原則をほかの地域でも推進する立場が盛り込まれる方向。...
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日本、米国、オーストラリア、インド4か国の首脳が対面で集まったクアッドの首脳会合は岸田総理大臣の発言で始まった。
会合ではウクライナ情勢のほか海洋進出の動きを強める中国などを念頭に自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた連携、経済を含めた幅広い分野の協力の在り方を巡って協議が行われた。
このあと、共同声明が発表される見通しで、自由で開かれたインド太平洋への4か国の強固な関与を確認し自由や法の支配に加え主権と領土の一体性などの原則を強く支持するとともに、こうした原則をほかの地域でも推進する立場が盛り込まれる方向。
そのうえで地域情勢に関して、中国が海洋進出の動きを強めていることを念頭にルールに基づく海洋秩序への挑戦に対抗し国際法を順守する重要性を明記することが検討されている。
また北朝鮮を巡って朝鮮半島の非核化や拉致問題の即時解決の必要性を確認し、情勢の不安定化をもたらす核、ミサイル開発を非難する見通し。
このほかインド太平洋地域での実践的な協力の在り方も盛り込まれ、気候変動問題に対応する新たな枠組みの立ち上げに加え、宇宙分野では4か国の衛星データを各国に提供するなど協力の仕組みの創設などが明記される見通し。
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