米国・イランが間接的に協議・制裁・核開発の交渉で合意(4月7日)
米国とイランが仲介役を介して間接的に協議を行い、米国の制裁解除とイランの核開発の制限をどのように進めるのかについて、交渉することで合意した。
ウィーンでEUを仲介に米国とイランとの間接協議が始まっている。
6日、米国とイランの代表団は、仲介役のEUなどの関係国と別々に会合を開催しイラン核合意について協議した。
3年前、トランプ前政権は一方的に合意から離脱した。イランへの制裁も再開した。...
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米国とイランが仲介役を介して間接的に協議を行い、米国の制裁解除とイランの核開発の制限をどのように進めるのかについて、交渉することで合意した。
ウィーンでEUを仲介に米国とイランとの間接協議が始まっている。
6日、米国とイランの代表団は、仲介役のEUなどの関係国と別々に会合を開催しイラン核合意について協議した。
3年前、トランプ前政権は一方的に合意から離脱した。イランへの制裁も再開した。
これに対して、イラン側は核開発を強化し、合意は機能不全に陥っている。一方、バイデン政権は一転して合意への復帰を目指している。
協議では今後、米国の制裁解除とイランの核開発の制限をどのように進めるかについて、継続して交渉を行うことで、関係国が合意した。
協議のあと、イランのアラグチ外務次官は「建設的な話し合いで、正しい方向に向かっている」と評価した。
9日に再び会合が開かれる見通しだと明らかにした。ホワイトハウス・サキ報道官のコメントした。
米国とイランが本格的な協議を行うのは、核合意から離脱して以降初めてで、核合意の正常化に道筋をつけられるかが焦点となる。
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米国・各地で抗議集会・アジア系住民への差別根絶訴え(3月28日)
米国でアジア系の住民に対する差別や暴力事件が相次いでいることを受けて全米各地で抗議集会が開かれ参加者が差別の根絶を呼びかけた。このうち今月中旬、アジア系の住民6人を含む8人が死亡する銃撃事件が起きたジョージア州では参加者が「アジア系差別をなくそう」などと書かれたプラカードを掲げて現状への危機感を訴えた。
またカリフォルニア州で開かれた集会ではこうした差別の中には新型コロナウイルスに関連して差別的な発言などを受けるケースもあることから参加者は「私はウイルスではない」などと書かれたプラカードを掲げ差別の根絶を訴えた。...
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米国でアジア系の住民に対する差別や暴力事件が相次いでいることを受けて全米各地で抗議集会が開かれ参加者が差別の根絶を呼びかけた。このうち今月中旬、アジア系の住民6人を含む8人が死亡する銃撃事件が起きたジョージア州では参加者が「アジア系差別をなくそう」などと書かれたプラカードを掲げて現状への危機感を訴えた。
またカリフォルニア州で開かれた集会ではこうした差別の中には新型コロナウイルスに関連して差別的な発言などを受けるケースもあることから参加者は「私はウイルスではない」などと書かれたプラカードを掲げ差別の根絶を訴えた。
アジア系に対する差別を監視している団体によると米国全体で先月までのおよそ1年間に差別や暴行の被害を受けたという報告は3700件を超え、このうち40%ほどが中国系の住民で6%余りが日系や日本人だった。
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バイデン政権は北朝鮮にどう向き合うのか(3月27日)
北朝鮮が2発の短距離弾道ミサイルを日本海に向けて発射した。トランプ前大統領との米中首脳会談以降控えていたミサイル発射を再開させたもので日本や米国に衝撃が走っている。
バイデン政権は現在、トランプ前政権との引継ぎがギクシャクし、遅れていた北朝鮮政策を組み直している最中であり、政権内部でも北朝鮮の扱いをめぐり意見が割れているという。北朝鮮のミサイル発射はその矢先での出来事だった。
今回のミサイル発射を受けて、バイデン大統領は国連決議1718に触れつつ、北朝鮮の非核化を目指すとのボトムラインを語ったものの、具体的な道筋については語らなかった。...
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北朝鮮が2発の短距離弾道ミサイルを日本海に向けて発射した。トランプ前大統領との米中首脳会談以降控えていたミサイル発射を再開させたもので日本や米国に衝撃が走っている。
バイデン政権は現在、トランプ前政権との引継ぎがギクシャクし、遅れていた北朝鮮政策を組み直している最中であり、政権内部でも北朝鮮の扱いをめぐり意見が割れているという。北朝鮮のミサイル発射はその矢先での出来事だった。
今回のミサイル発射を受けて、バイデン大統領は国連決議1718に触れつつ、北朝鮮の非核化を目指すとのボトムラインを語ったものの、具体的な道筋については語らなかった。イランのようにまだ核を手にしてしない場合には非核化で動く余地はあるが、既に核を手にしてしまっている北朝鮮に核を手放させるのは至難の業となる為、今の段階で非核化を持ち出しても手遅れ感は否めない。
バイデン氏が副大統領だったオバマ政権時に戦略的忍耐戦略を採用し、北朝鮮に対して何も行動を取らなかったことが結果的に北朝鮮に核を持たせてしまった。
初期トランプ政権以外は、総じて米国歴代政権は、北朝鮮に対しては甘い態度で、あらゆる手段を用いて北朝鮮との関係改善を試みてきたものの、いずれも失敗している。こうしたことを踏まえればこの4年間でバイデン政権が北朝鮮に対してできることはかなり限られている。
ただし、このままズルズルと時間を引き延ばせば、北朝鮮が今後、どこかのタイミングでICBMミサイル実験を確実に行う可能性があり、バイデン政権も手をこまねいているわけにはいかない。
バイデン政権が4年の任期中に達成できる可能性のあるのは本土まで届く可能性のあるICBM開発を凍結させ、その見返りとして米国企業が観光開発などを行うことなどであるかも知れない。
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日米・首脳会談に合わせて日米両政府が共同文書検討(3月27日)
菅首相は来月8日からワシントンを訪問し9日にもバイデン大統領との日米首脳会談を行うことで調整しておりバイデン大統領が就任してから対面で会う初めての外国首脳になる見通しである。
これに合わせて日米両政府は会談の成果などを盛り込んだ共同文書などの発表を検討していて日米同盟のさらなる強化や自由で開かれたインド太平洋の実現などに向け両国が緊密に連携する方針を打ち出したい考えである。
また中国海警局の船が沖縄県の尖閣諸島の沖合で日本の領海への侵入を繰り返していることも念頭に尖閣諸島が米国による防衛義務を含めた日米安全保障条約第5条の適用対象と確認することなどを盛り込む方向で調整が行われている。...
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菅首相は来月8日からワシントンを訪問し9日にもバイデン大統領との日米首脳会談を行うことで調整しておりバイデン大統領が就任してから対面で会う初めての外国首脳になる見通しである。
これに合わせて日米両政府は会談の成果などを盛り込んだ共同文書などの発表を検討していて日米同盟のさらなる強化や自由で開かれたインド太平洋の実現などに向け両国が緊密に連携する方針を打ち出したい考えである。
また中国海警局の船が沖縄県の尖閣諸島の沖合で日本の領海への侵入を繰り返していることも念頭に尖閣諸島が米国による防衛義務を含めた日米安全保障条約第5条の適用対象と確認することなどを盛り込む方向で調整が行われている。
一方、会談ではおととい北朝鮮が弾道ミサイルを発射したことを踏まえ北朝鮮のあらゆる射程の弾道ミサイルの完全かつ検証可能で不可逆的な廃棄を実現することや地球温暖化対策の連携も確認したい考えである。
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北朝鮮・国連安保理制裁委が緊急会合・米国と中国とロシア・今後の対応で溝(3月27日)
北朝鮮の弾道ミサイル発射後、国連安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会が26日に緊急会合をオンラインで開き、議長国のノルウェーはツイッターに“北朝鮮は意味ある対話を行い非核化に向け確かな措置をとらねばならない”とミサイル発射を非難する声明を出した。
米国は制裁委員会に対し発射に関する調査を要請、制裁強化を視野に独自資料提出する考えを示した。
一方で中国とロシアは拙速な行動控え、長期的な視野に立って制裁を緩和すべき”などと主張。...
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北朝鮮の弾道ミサイル発射後、国連安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会が26日に緊急会合をオンラインで開き、議長国のノルウェーはツイッターに“北朝鮮は意味ある対話を行い非核化に向け確かな措置をとらねばならない”とミサイル発射を非難する声明を出した。
米国は制裁委員会に対し発射に関する調査を要請、制裁強化を視野に独自資料提出する考えを示した。
一方で中国とロシアは拙速な行動控え、長期的な視野に立って制裁を緩和すべき”などと主張。米国、中国、ロシアの間で意見が分かれた。
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