幅広くドラマをウォッチしてレビューを上げていきたいと思います!
「dele」第4話 テレビ朝日 8月17日 金 23時45分-24時45分
死亡した人のPCからデータを削除する会社を経営する車いすの男、坂上圭司(山田孝之) 。ひょんなことから真柴祐太郎という相棒を得てデータ削除を超えて亡くなった人の死の真相を探るようになる。
25年前に一世を風靡した超能力少年、日暮裕司(野田洋次郎)の死亡を確認。裕司が10歳の時、探しきれずヤラセ疑惑をかけられマスコミのバッシング対象になってしまったといういきさつのある人物に関連する絵を残していることが分かって…
みなさんお待ちかねの野田洋次郎さん登場。...
全部読む
死亡した人のPCからデータを削除する会社を経営する車いすの男、坂上圭司(山田孝之) 。ひょんなことから真柴祐太郎という相棒を得てデータ削除を超えて亡くなった人の死の真相を探るようになる。
25年前に一世を風靡した超能力少年、日暮裕司(野田洋次郎)の死亡を確認。裕司が10歳の時、探しきれずヤラセ疑惑をかけられマスコミのバッシング対象になってしまったといういきさつのある人物に関連する絵を残していることが分かって…
みなさんお待ちかねの野田洋次郎さん登場。怪しい髪型でしたが存在感は抜群。確かに超能力がありそうにも見えますね。
そして菅田将暉さんの魅力が回を追うごとに大きくなっている感じ。今回ばかりは名優・山田孝之さんより輝いてます。伸び伸びした演技の中に人物の核をしっかり持った役作りには感心するばかりです。どうやって人物造形を作っているのか全くわからない。内面のひらめきと感覚的なもので作った役は縫い目が分からない洋服みたいにしなやかでフィットしています。
山田孝之さんは早口なキャラを考えて作っていてこれと対照的。面からの役作りvs内面からの役作り。どちらが好きか考えながら観るのも楽しいかもしれません。
閉じる
「ハゲタカ」第5話 テレビ朝日 8月17日(木)21:00-22:00
NHK版と比較されていろいろ言われていたテレ朝版「ハゲタカ」ですがこれはこれでいい味が出てきました。
ケレン味たっぷりの演出も慣れてきたかな?
綾野剛氏の演技も大げさなままですが慣れたというかこういうのもあるかな、と感じてきました。
「サムライ・ファンド」を名乗るだけにかなりサムライっぽい。しかし笑いになる一歩手前で食い止まっています。
高島政伸さんは演技が・・・というか役柄がワンパターンなのが少々気になります。...
全部読む
NHK版と比較されていろいろ言われていたテレ朝版「ハゲタカ」ですがこれはこれでいい味が出てきました。
ケレン味たっぷりの演出も慣れてきたかな?
綾野剛氏の演技も大げさなままですが慣れたというかこういうのもあるかな、と感じてきました。
「サムライ・ファンド」を名乗るだけにかなりサムライっぽい。しかし笑いになる一歩手前で食い止まっています。
高島政伸さんは演技が・・・というか役柄がワンパターンなのが少々気になります。
ひとつ一つを見れば面白いのですが「またかー」って感じてしまって。ご本人的にはどうなんでしょうか。
渡部篤郎さんが準主役という感じになっています。誠実さが現れていていいお芝居だと思います。
こちらは前作の「シグナル」と全く違った役柄。役者だったら色々な役柄を演じられる方が嬉しいのでは?
スピード感のある展開で飽きさせず1時間楽しめます。
ビジネスの話は対立軸がはっきりしてるのでわかりやすいし盛り上がるので楽しいですね。
三部作のようなので現代まで描かれるはず。
長い時間の中で各人の立場や意識の変化なども今後楽しみです。
閉じる
「dele」第3話 テレビ朝日 8月10日(金) 23時45分~24時45分
今回のお話はしっとりした大人のお話。
ゲストは作家の高橋源一郎さん、余貴美子さん。高橋源一郎さんは俳優もされるんですね。
今回が初の出演ではないようで、以前には「カルテット」にもご出演されたとのこと。
雰囲気があってとてもいい俳優さんです。この雰囲気を出せるのは天賦の才ですね。
セリフも上手でしたし今回の役にぴったりでした。
余貴美子さんもお年を召しても美しく、色っぽいですね。
過激派とのつながりから公安に監視されていた理髪店の主人、幸子(余貴美子)。...
全部読む
今回のお話はしっとりした大人のお話。
ゲストは作家の高橋源一郎さん、余貴美子さん。高橋源一郎さんは俳優もされるんですね。
今回が初の出演ではないようで、以前には「カルテット」にもご出演されたとのこと。
雰囲気があってとてもいい俳優さんです。この雰囲気を出せるのは天賦の才ですね。
セリフも上手でしたし今回の役にぴったりでした。
余貴美子さんもお年を召しても美しく、色っぽいですね。
過激派とのつながりから公安に監視されていた理髪店の主人、幸子(余貴美子)。
その幸子を監視していたのが町の写真館の主人・浦田(高橋源一郎)。
親が死んでからずっと孤独に暮らしてきた浦田にとって幸子を監視する中で孤独を癒していたのです。
その公安からの監視依頼が切れて本当の孤独に陥ってしまう前に浦田は自ら命を断ちます。
浦田は28年間の幸子の記録をdeleしてもらう前にコピーしたデータとバラの花束を幸子に渡して欲しいと圭司の会社に依頼していました。
けっこう複雑な物語で後半意外な展開になっていきます。
冒頭に浦田が見ていた爆弾犯の指名手配写真が伏線だったのですね。
孤独がテーマの切ないお話で余貴美子さんらベテランの雰囲気があってこその作品となりました。
最初はアクションが毎回入るのがテーマのドラマだと思っていたのですがいい意味で予想は外れ、こんな情緒的ないい話をやってくれました。
キャスティングも毎回凝っていますし映像も映画のような雰囲気で余韻を楽しむことができました。
閉じる
「チアダン」第5話 TBS 22時~23時
チアリーダー部によって部室を荒らされてしまったわかば(土屋太鳳)のチアダンス部。
チアダンス部のメンバーはチアリーダー部に怒りを顕にしますが、わかばはケンカはよくないとみんなを諭します。
学園祭でも張り合う両者ですが学園祭当日は雨。野外で発表するはずだったチアリーダー部と吹奏楽部の発表は中止になってしまいます。ざまぁみろ!という態度を取るロケッツのメンバーですが
わかばだけは浮かない顔で・・・
誰もが笑顔の中で踊れなかったらそれはチアスピリッツに反する、体育館を譲ろうと提案します。...
全部読む
チアリーダー部によって部室を荒らされてしまったわかば(土屋太鳳)のチアダンス部。
チアダンス部のメンバーはチアリーダー部に怒りを顕にしますが、わかばはケンカはよくないとみんなを諭します。
学園祭でも張り合う両者ですが学園祭当日は雨。野外で発表するはずだったチアリーダー部と吹奏楽部の発表は中止になってしまいます。ざまぁみろ!という態度を取るロケッツのメンバーですが
わかばだけは浮かない顔で・・・
誰もが笑顔の中で踊れなかったらそれはチアスピリッツに反する、体育館を譲ろうと提案します。
みんなが前向きに頑張る清々しいテーマはいいんですが感動のために話がもたついている印象。
体育館を譲るにしてもわざわざギリギリになっていざロケッツが踊るという場面でマイクを使って校内放送してチアリーダー部を呼び出すとか、ちょっと現実味なさすぎ、と冷めてしまいました。
どうせ譲るならもうちょっと前に言ってあげて!中止は随分前に決まってたんだから。
感動のシーンから逆算して話を構築するみたいのはもう見ている方にバレてしまうし逆効果では。
むしろ譲る話は表舞台じゃないところで終わらせた方がいいと思いました。
どうしても生徒たちがみんな見ている前でいいシーンをやりたい魂胆が見え見え。
けっこうこういった感動押し付け系が多くて違和感を感じます。
決定的にこれはダメだ!となるギリで持ちこたえているのですが・・・
だから本当に惜しい。
安易な手段に走らないで欲しいです。しかし来週の顧問の先生(オダギリジョー)が交通事故にあって・・
みたいな話もなんだか怪しい雰囲気です。困難の作り方をもう少し工夫して欲しいと思いました。
閉じる
「グッドドクター」第5話 フジテレビ 8月9日(木) 22時~23時
今回のゲストは「万引き家族」での演技も素晴らしかった子役、城桧吏くんでした。
役柄は世界的に注目を集めるボーイソプラノ歌手。
ボーイソプラノ歌手ってメジャーで実際いるのかはわからないですが、間も無くウィーンでリサイタルを開くという超実力派、という設定。
予想どおり歌手の響(城桧吏)のノドの調子が悪くなり緊急手術が必要となります。
響と入院した子どもの容態悪化の話の流れは全て予定調和的で全然面白くはないんですが、湊(山崎賢人)がどう反応してどう対応するかという視点ではとても興味深く見られました。...
全部読む
今回のゲストは「万引き家族」での演技も素晴らしかった子役、城桧吏くんでした。
役柄は世界的に注目を集めるボーイソプラノ歌手。
ボーイソプラノ歌手ってメジャーで実際いるのかはわからないですが、間も無くウィーンでリサイタルを開くという超実力派、という設定。
予想どおり歌手の響(城桧吏)のノドの調子が悪くなり緊急手術が必要となります。
響と入院した子どもの容態悪化の話の流れは全て予定調和的で全然面白くはないんですが、湊(山崎賢人)がどう反応してどう対応するかという視点ではとても興味深く見られました。
医療ものだとこれとほぼ同じエピソード、他にも出てきてるでしょうね。
仕方ないかもしれないけどそれで感動、みたいなのやられると逆に冷めてしまうかな。
反面、湊先生の夢を叶えようとする瀬戸先生(上野樹里)と高山先生(藤木直人)のシーンは良かったです。
高山先生の弟さんも自閉症で、高山は彼の夢を叶えてやりたかったけれど裏目に出てしまった過去。
自閉症を持ちながら働き、夢を叶えるのは難しいと高山先生は言います。
リアルに自閉症のご家族を持つ方もそう思うのかな。
実際には…確かに困難なんだろうと思いました。
よっぽどよい環境ならまだしも。
湊先生をじゃけんに扱うには理由があったんですね。
響役の城桧吏くんの演技、やっぱり素晴らしかったです。
台詞がこちらにストレートに伝わるんですよね、こういう芝居ができる人はピッチャーで言えばコントロールと球威がハンパない投手みたいにズドンと真ん中に正確に投げられるんでしょうね。
将来はどんな役者になるのか今から楽しみです。
閉じる
「まいにち!ドラマレビュー」内の検索