幅広くドラマをウォッチしてレビューを上げていきたいと思います!
「この世界の片隅に」 最終回 TBS 9月16日(日) 21時-22時
戦争が終わって新しい生活がはじまったすず(松本穂香)たち。しかし戦争中より食糧難は深刻化して苦しい生活を余儀なくされます。戦後の混乱と広島の未来を描く最終回。
戦後の日常もリアルに描かれているので実際こうだったんだろうなぁ、とか、こんな風に工夫して過ごしていたんだと感心することが多くありました。
戦後70年を経て戦中戦後を語れる人も少なくなった今、テレビドラマという媒体でこのようなテーマのドラマをやることは大切だと思いました。...
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戦争が終わって新しい生活がはじまったすず(松本穂香)たち。しかし戦争中より食糧難は深刻化して苦しい生活を余儀なくされます。戦後の混乱と広島の未来を描く最終回。
戦後の日常もリアルに描かれているので実際こうだったんだろうなぁ、とか、こんな風に工夫して過ごしていたんだと感心することが多くありました。
戦後70年を経て戦中戦後を語れる人も少なくなった今、テレビドラマという媒体でこのようなテーマのドラマをやることは大切だと思いました。
昔はよくNHKの朝ドラが戦争中の話をやっていましたね。「この世界の片隅に」は戦争の歴史を綴ったものではなく、あくまで庶民の日常を綴ったものなので誰の心にも響く題材ですし家族で見られる内容だったと思います。
榮倉奈々さん、香川美子さん、古舘佑太郎さん達の現代パートはネット等で「いらない」という意見も見られましたが私は良かったと思います。現代の広島の様子やすずの娘、節子(香川美子)を描くことですずたちの物語が今の私たちの生活と地続きなんだとより深く実感できました。
また、久石譲さんの音楽もとても印象的で、ドラマ世界を一層深くしてくれました。
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「サバイバルウエディング」第9話 日テレ 9月15日 22時~23時
てっきり最終回かと思いきや、あと1回ありました。あと1回でさやかの婚活は成功するでしょうか?!
こんかい、ついに王子、祐一からプロポーズを受けたさやか。やった!めでたし!とはならず、起業してインドに永住するつもりと聞いて心が揺れるさやか。そんな時、いつも自分を見守ってくれていた編集長の存在が気になり…
何となくそうかなぁと思っていましたが、じっさい最後は編集長と、となると違和感ですよね。...
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てっきり最終回かと思いきや、あと1回ありました。あと1回でさやかの婚活は成功するでしょうか?!
こんかい、ついに王子、祐一からプロポーズを受けたさやか。やった!めでたし!とはならず、起業してインドに永住するつもりと聞いて心が揺れるさやか。そんな時、いつも自分を見守ってくれていた編集長の存在が気になり…
何となくそうかなぁと思っていましたが、じっさい最後は編集長と、となると違和感ですよね。だって今まで編集長が気になる存在なんて描写、そんなにないですよね?少しはあったけど、祐一への気持ちと編集長が気になるというのが別の気持ちに見えてました。
あと、もし来週編集長とくっつくなら今週、この期に及んで仕事の上司として尊敬できる…みたいなことを言ってるのもなんかなぁ。
祐一かわいそう!結局、雑誌の企画で弄ばれたのは祐一?!
さやか(波瑠)のキャラクターがどっちつかずで流されるので話の焦点がブレているような。
このようなキャラクターを演じている波瑠さんはお疲れ様としか言えません。伊勢谷友介さんは最後まで任務遂行でこちらもお疲れ様です。
来週の最終回、視聴者が納得できる方向に持っていけるか、そこに注目したいと思います。
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「dele」最終回 テレビ朝日 9月14日(金)23時15分~24時15分
毎回良質な短編を見せてくれた「dele」。最終回は家族の絆の物語でした。
死んだ人間のPCに入っていたデータ、という共通テーマだけでこんなにも
色とりどりの物語ができることに毎回感心させられました。
1時間の中でしっかり起承転末がつく職人かたぎの物語作り。
最終回は圭司と祐太郎の過去にからむ話が出てきます。今まで語られなかった2人の過去には
意外なつながりがありましたが、過去にとらわれることなく2人は共に歩んでいきそうな
エンディング。...
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毎回良質な短編を見せてくれた「dele」。最終回は家族の絆の物語でした。
死んだ人間のPCに入っていたデータ、という共通テーマだけでこんなにも
色とりどりの物語ができることに毎回感心させられました。
1時間の中でしっかり起承転末がつく職人かたぎの物語作り。
最終回は圭司と祐太郎の過去にからむ話が出てきます。今まで語られなかった2人の過去には
意外なつながりがありましたが、過去にとらわれることなく2人は共に歩んでいきそうな
エンディング。エンディングまでおしゃれでした。
菅田将暉さんの演技は完璧に役に入り込んでその人物を中から動かしているような魅力があります。
山田孝之さんはさすがの貫禄と存在感で他を圧倒。2人の共演は初だと思いますが
なかなかにしっくり来ています。
なんだか続編がありそうな終わり方で期待してしまいますが映画化もいいかも。
短編3本立てとかでもいいかも。
最終回ゲストは麿赤児さんが悪の親玉的な役柄でご出演。
菅田将暉さんとの1対1のシーンでは菅田さんの芝居をすべて受けてじっくりと返していく麿さんの演技に
見とれました。最近麿赤児さんをテレビで見る回数がさらに増えているような気も。
あの迫力はドラマ界でも貴重でしょう。
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「チアダン」最終回 TBS 9月14日(金)22時~23時
いよいよ全国学生チアダンス大会に出場したロケッツ。打倒ジェッツ!!と一段と
士気を高めます。
大会の緊張感、最後の練習、本番前にみんなの気持ちを一つにする様子。
若いころには経験した覚えがある、このキラキラした感じ。
もう全く忘れてしまったこの感覚を久々に思い出しました。
いい大人になってしまってからはたぶんこんな気持ちで仲間と何かやるなんてできないだろうなぁ。
まぁ歳を取って得たものも多いけれど失ったものは美しく見えるものです。...
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いよいよ全国学生チアダンス大会に出場したロケッツ。打倒ジェッツ!!と一段と
士気を高めます。
大会の緊張感、最後の練習、本番前にみんなの気持ちを一つにする様子。
若いころには経験した覚えがある、このキラキラした感じ。
もう全く忘れてしまったこの感覚を久々に思い出しました。
いい大人になってしまってからはたぶんこんな気持ちで仲間と何かやるなんてできないだろうなぁ。
まぁ歳を取って得たものも多いけれど失ったものは美しく見えるものです。
全編にわたって真正面からそんな青春のきらめきを描いたドラマでした。
それなのにクサくはならず、すがすがしさがおこる脚本と演出もとてもよかったです。
ロケッツは結局2位だったけれどこれ以上ない最高の結末だったと感じました。
ジェッツは高い壁でそうは超えさせてくれなかったけれど、まだ目指せる目標があるというのは
幸せなこと。ロケッツのがんばりで学校のみんなも一丸となって応援してくれて
最終回のみんなの一体化は半端なかった。
そしてダンスも半端なかった。土屋太鳳さん、石井杏奈さんはじめとしたロケッツメンバーの
努力のたまものです。
感動の大団円に加えてサンボマスターの曲がガンガンかかってもクサくならない。
結局何度も感動してうるうるしてしまいました。
「チアダン」チームの団結力がこちらにも伝わってくる作品でした。
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「恋のツキ」第8話 9月13日(木)25時~26時
きわどい描写が目立った前半から後半では繊細な心理描写が続く「恋のツキ」
あっちに傾いたかと思えば今度はこちらと不安定な展開で目が離せません。
ついに4年同棲したふうくんと別れて一人暮らしをはじめたワコ。
心の支えは15歳の伊古くんとの恋愛。
普通に考えたら「クレイジー」なんだけれどなぜか共感できる部分も多々ある。
ふうくんとの日常の閉そく感と伊古くんのかもしだすファンタジー感がまざりあって
カオス。...
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きわどい描写が目立った前半から後半では繊細な心理描写が続く「恋のツキ」
あっちに傾いたかと思えば今度はこちらと不安定な展開で目が離せません。
ついに4年同棲したふうくんと別れて一人暮らしをはじめたワコ。
心の支えは15歳の伊古くんとの恋愛。
普通に考えたら「クレイジー」なんだけれどなぜか共感できる部分も多々ある。
ふうくんとの日常の閉そく感と伊古くんのかもしだすファンタジー感がまざりあって
カオス。しかし圧倒的リアリティをもって迫ってきます。
会話のセリフが秀逸でどこかカップルの痴話げんかをのぞき見しているみたいに思える。
ほんとにヤバイシュチュエーションが続いて30分があっという間。
早く次の話が見たい~
欅坂46の今泉さんが伊古君に恋する高校生の役で登場。
とてもかわいいですね、そしてワコを見る目が鋭い。一瞬にしてワコと伊古君がただならぬ関係ではと
疑っている様子。とても魅力的でした。
性的描写の量は減りましたが心理的にギリギリの状況が続いてこれもまた面白い。
そしてなんといっても映像が美しい。1シーンずつ切り取って飾りたいくらい美しい。
劇中劇の映画も凝ってます。
来週はどうなるのか、純粋に楽しみなドラマです。
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