全国一律で導入“時期は各知事の意見聞き判断” (8月30日)
新型コロナ感染者の全数把握を巡って政府は都道府県の判断で詳しい報告の対象を高齢者など重症化リスクが高い人に限定できる措置を導入したが、締め切りのきのうまでに見直しを申請したのは宮城県、茨城県、鳥取県、佐賀県の4県のみだった。
加藤厚生労働大臣は閣議のあとの記者会見で「それぞれの都道府県で事情は違う。まだ検討しているところもあり今回は準備が整って対応できるところが手を挙げたと認識している。届け出があった4つの自治体は来月2日から適用する。...
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新型コロナ感染者の全数把握を巡って政府は都道府県の判断で詳しい報告の対象を高齢者など重症化リスクが高い人に限定できる措置を導入したが、締め切りのきのうまでに見直しを申請したのは宮城県、茨城県、鳥取県、佐賀県の4県のみだった。
加藤厚生労働大臣は閣議のあとの記者会見で「それぞれの都道府県で事情は違う。まだ検討しているところもあり今回は準備が整って対応できるところが手を挙げたと認識している。届け出があった4つの自治体は来月2日から適用する。感染状況の推移を見た上でウィズコロナに向けた新たな段階として全国一律のシステムの移行をはかっていきたい」と述べた。
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新型コロナ全体把握の見直し・自治体で判断分かれる(8月27日)
全国では今週に入って死者数が過去最多になる日があるなど依然として厳しい感染状況が続いている。こうした中、国が示した全数把握の見直しについて宮城県では今月末から詳しい報告対象を重症化リスクの高い人に限定することを決めた。
宮城県・村井知事は「厳しい状況に置かれる可能性のある人を優先することにした」と話した。仙台市内の耳鼻科診療所の院長は「入力は1件5分くらいかかる。10人いれば50分、20人いれば100分。...
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全国では今週に入って死者数が過去最多になる日があるなど依然として厳しい感染状況が続いている。こうした中、国が示した全数把握の見直しについて宮城県では今月末から詳しい報告対象を重症化リスクの高い人に限定することを決めた。
宮城県・村井知事は「厳しい状況に置かれる可能性のある人を優先することにした」と話した。仙台市内の耳鼻科診療所の院長は「入力は1件5分くらいかかる。10人いれば50分、20人いれば100分。臨床にとっても負担軽減になっていいと思う」と話した。
一方、東京都・小池都知事は全数把握を当面続ける考えを示した。小池都知事は「感染動向・患者さんの健康状態を把握する、それで必要な医療につなげていく」と話した。都の対応に一定の理解を示す医療機関もある。
墨田区のクリニックでは多い時で1日20人ほどの患者が陽性と診断され感染者のデータ入力に1時間以上かかることもある。院長・石橋励はデータ入力は負担になっているとしながらも「全体像が分からなくなるのは少し怖い。見直しは自信をもって全数把握しなくてもいい状況になってからの方がいい」と話した。
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新型コロナワクチン・開発で“特許侵害”モデルナがファイザーなど提訴(8月27日)
新型コロナウイルスのワクチンの開発をめぐり、米国の製薬会社モデルナは、米国の製薬大手ファイザーとドイツのビオンテックが、ワクチン製造の手法で自社の特許を侵害したとする訴えを起こしたと発表した。
モデルナの発表によると、「mRNAワクチン」と呼ばれる新型コロナのワクチンについて、ファイザーとビオンテックが、自社の特許を侵害したとする訴えを26日、米国とドイツの裁判所に起こしたとしている。
ファイザーとビオンテックはモデルナのワクチンと同じ仕組みの「mRNAワクチン」を実用化しているが、モデルナは、2010年~2016年に出願した特許を2社が侵害したと主張している。...
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新型コロナウイルスのワクチンの開発をめぐり、米国の製薬会社モデルナは、米国の製薬大手ファイザーとドイツのビオンテックが、ワクチン製造の手法で自社の特許を侵害したとする訴えを起こしたと発表した。
モデルナの発表によると、「mRNAワクチン」と呼ばれる新型コロナのワクチンについて、ファイザーとビオンテックが、自社の特許を侵害したとする訴えを26日、米国とドイツの裁判所に起こしたとしている。
ファイザーとビオンテックはモデルナのワクチンと同じ仕組みの「mRNAワクチン」を実用化しているが、モデルナは、2010年~2016年に出願した特許を2社が侵害したと主張している。
一方でファイザーなどのワクチンについて、市場からの撤去や将来の販売の差し止めは求めないとしている。複数の海外メディアはファイザーの広報担当者が今回の提訴について「ワクチンは我々が独自の技術をもとに開発したものでモデルナの訴えに驚いている」と述べたと伝えている。
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第7波の中・一部の学校で始業式(8月26日)
新型コロナ、療養する人の数は、これまでで最も多いレベルが続いている。だるさや息苦しさ、気分の落ち込みが長く続くこともあり、専門家は、仕事などに復帰しても無理はせず、悪化した場合などは、医療機関を受診するよう呼びかけている。
東京都内の一部の公立の小中学校では、きのうから2学期がスタート。きのうの全国の新規感染確認は22万955人。また296人の死亡の発表があった。
厚生労働省によると、自宅で療養している人は、今月17日時点で全国で142万人以上。...
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新型コロナ、療養する人の数は、これまでで最も多いレベルが続いている。だるさや息苦しさ、気分の落ち込みが長く続くこともあり、専門家は、仕事などに復帰しても無理はせず、悪化した場合などは、医療機関を受診するよう呼びかけている。
東京都内の一部の公立の小中学校では、きのうから2学期がスタート。きのうの全国の新規感染確認は22万955人。また296人の死亡の発表があった。
厚生労働省によると、自宅で療養している人は、今月17日時点で全国で142万人以上。療養後も、疲労感やだるさ、せきや息切れなどの症状が続くことがある。専門家は、療養が解除になる時点で、全く症状がなくなったという人のほうが珍しく、基本的には時間がたつとよくなっていくとしている。
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感染者の全数把握・見直しで懸念も(8月25日)
岸田総理大臣はきのう医療機関に感染者の氏名や生年月日などの詳細な報告を求めている全数把握を見直し、自治体の判断で報告の対象を高齢者や重症化リスクが高い人などに限定できるようにする方針を明らかにした。
厚生労働省は早ければ今月中にも運用を開始したいとしている。新型コロナ感染者の全数把握の見直しをめぐって若い世代など報告の対象外となった人は自宅療養中に体調が悪化しても気付かれにくくなることが懸念されている。...
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岸田総理大臣はきのう医療機関に感染者の氏名や生年月日などの詳細な報告を求めている全数把握を見直し、自治体の判断で報告の対象を高齢者や重症化リスクが高い人などに限定できるようにする方針を明らかにした。
厚生労働省は早ければ今月中にも運用を開始したいとしている。新型コロナ感染者の全数把握の見直しをめぐって若い世代など報告の対象外となった人は自宅療養中に体調が悪化しても気付かれにくくなることが懸念されている。
東京都はきょう新たに2万3129人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表。人工呼吸器かECMO(人工心肺装置)を使っている重症の患者は38人。東京・世田谷区はこれまで医療機関につながりにくかった若い世代の患者などをオンライン診療につなぐ取り組みを今月から始めた。
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