11月28日放送、月曜から夜ふかし(第489回)
今回は「私の住んでいる三原市ではジャンケンであいこになった時の掛け声が独特で、その意味を調査してみてください」との視聴者からの依頼に応え、番組スタッフはさっそく広島県三原市に向かい、現地調査を開始した。
普通はじゃんけんであいこになると「あいこでしょ」と続くが、三原市でじゃんけんを一般の方とやってみたところ、どの人とやっても「あいこでしょ」の後に「じっしんけ ヨーロッパ しつこいね」という聞きなれないフレーズ(掛け声)を続けることが明らかになった。
三原市の数多くの老若男女とじゃんけんを試みたが、全ての三原市民がこのフレーズを口ずさんだのである。
さらなる番組の調査の結果、実は「ヨーロッパ」のフレーズは三原市以外にも北九州や北海道、山口あたりでも使われるということもわかってきた。
驚くべきことに「ヨーロッパ」という歌詞の入ったじゃんけんの古い歌があることも確認することができた。
ここは直接、聞いてみるしかないと番組スタッフは判断し、三原市民に直接、聞いてみた。
「あのぅ、ジャンケンの時に言う、じっしんけって言ってますが、何のことだか意味わかりますか?」と問うと、帰宅途中の2人組の女子中学生からは「わかんないっす」との力の抜ける返事が…。...
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今回は「私の住んでいる三原市ではジャンケンであいこになった時の掛け声が独特で、その意味を調査してみてください」との視聴者からの依頼に応え、番組スタッフはさっそく広島県三原市に向かい、現地調査を開始した。
普通はじゃんけんであいこになると「あいこでしょ」と続くが、三原市でじゃんけんを一般の方とやってみたところ、どの人とやっても「あいこでしょ」の後に「じっしんけ ヨーロッパ しつこいね」という聞きなれないフレーズ(掛け声)を続けることが明らかになった。
三原市の数多くの老若男女とじゃんけんを試みたが、全ての三原市民がこのフレーズを口ずさんだのである。
さらなる番組の調査の結果、実は「ヨーロッパ」のフレーズは三原市以外にも北九州や北海道、山口あたりでも使われるということもわかってきた。
驚くべきことに「ヨーロッパ」という歌詞の入ったじゃんけんの古い歌があることも確認することができた。
ここは直接、聞いてみるしかないと番組スタッフは判断し、三原市民に直接、聞いてみた。
「あのぅ、ジャンケンの時に言う、じっしんけって言ってますが、何のことだか意味わかりますか?」と問うと、帰宅途中の2人組の女子中学生からは「わかんないっす」との力の抜ける返事が…。
次に番組スタッフは真相を知っていそうな町の長老を訪ねてみることにした。
「今ですね、三原市のジャンケンについて調査していまして」とスタッフが切り出すと、「何いっとるん???」と長老から不機嫌そうな返事が返ってきた。
さらに追い打ちをかけるように「ジャンケンって何?」との衝撃の一言が長老から返ってきた。
ゼスチャーを交えて手取り足取りでスタッフが説明した上で「じっしんけって聞いたことありますか?」と聞いたところ、「確かにじっしんけっていうのは聞いたことはあるのぅ」との返事。
「じゃあ、今やってみていただけますか?僕グー出しますんで」ということで、ようやく話が進み、スタッフが「最初はグー」とグーを出すと、長老はパーを出してきた。どうやら話がよく理解できていないようだ。
「じゃあ、僕はパーを出しますんで」とスタッフが言い、「ジャンケンポイ」と言うと、長老は今度はチョキを出してきた。ダメだ、全く話を理解していない。
番組スタッフはこれ以上、長老とジャンケンを続けることを諦め、単刀直入に「じっしんけって何ですか?」と聞いてみた。
「それはわからん。迷宮入りじゃろう、それは」と長老に迷宮入り宣言されてしまい、番組スタッフ一同はこれ以上の調査は無駄に思えてきた。そもそもジャンケンのルールもわかっていない人に聞いても無駄であった。
ところが諦めずに三原市民への聞き込みを続けていくと、「じっしんけ」の真相を知るという1人の男性に話を聞くことができた。
男性はあくまでも1つの説に過ぎないことを前置きした上で、「三原と言えば毛利元就の3番目の子どもである小早川隆景公ですが、2番目のお兄さんというのが、山陽地方を治めていた吉川元春であり、この2人の兄弟で剣術稽古をしていた、ある時に、隆景が兄の元春をボコボコにしてしまい、元春が怒って『木刀だから気合が入らんのだ、次は真剣でやろう』と叫んだことが由来と言われています」と語った。
つまり、次(じ)真剣(しんけん)というところから、ジャンケンのフレーズである「じっしんけ」は来ているというのである。
ジャンケン遊びの中にも歴史が投影されているというのは実に興味深いことである。今回の調査はバラエティ番組の範疇を超え、なかなか奥行の深いアカデミックな神回となった。
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11月25日放送、マツコ&有吉 かりそめ天国(第488回)
今回は「エノキ入りの野菜炒めを食べると歯3本おきぐらいにエノキが挟まります。トウモロコシもニラも歯に挟まりがちですがやはりエノキが一番のように思います。この世で一番歯の隙間に挟まりやすい食べ物はなんだと思いますか?」との視聴者の質問をもとにエノキについて討論した。
この投稿に有吉は、「俺はケツからそのまま出てくる1位がエノキだと思う」と反応し、スタジオは爆笑となった。
「あいつらフレッシュなまま出てくるよね」とマツコが返し、さらにスタジオは爆笑。
「ニラも危ないよね、あとポップコーンも歯に挟まる」と有吉。
ここでマツコが「あとさ、スナック菓子食べた時ってさ、ネチョネチョって埋まらない?」と問題提起。
「そういえば、ちょっと虫歯とかが埋まった気がするよね」と有吉が返し、スタジオが再び爆笑。
「でもさ、エノキってなんであのまんま出てくるの?」と下ネタにもっていくマツコ。
「もしかして消化されにくいのかな?」と有吉。
「噛んでも咀嚼されてないし、胃でも溶けないし、腸でも吸収されないし、あいつらって、すごくない?」とマツコ。
「エノキって栄養あんのかな?」と有吉が素朴な疑問を提示した。...
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今回は「エノキ入りの野菜炒めを食べると歯3本おきぐらいにエノキが挟まります。トウモロコシもニラも歯に挟まりがちですがやはりエノキが一番のように思います。この世で一番歯の隙間に挟まりやすい食べ物はなんだと思いますか?」との視聴者の質問をもとにエノキについて討論した。
この投稿に有吉は、「俺はケツからそのまま出てくる1位がエノキだと思う」と反応し、スタジオは爆笑となった。
「あいつらフレッシュなまま出てくるよね」とマツコが返し、さらにスタジオは爆笑。
「ニラも危ないよね、あとポップコーンも歯に挟まる」と有吉。
ここでマツコが「あとさ、スナック菓子食べた時ってさ、ネチョネチョって埋まらない?」と問題提起。
「そういえば、ちょっと虫歯とかが埋まった気がするよね」と有吉が返し、スタジオが再び爆笑。
「でもさ、エノキってなんであのまんま出てくるの?」と下ネタにもっていくマツコ。
「もしかして消化されにくいのかな?」と有吉。
「噛んでも咀嚼されてないし、胃でも溶けないし、腸でも吸収されないし、あいつらって、すごくない?」とマツコ。
「エノキって栄養あんのかな?」と有吉が素朴な疑問を提示した。
「確かになんかキノコの中では存在感薄いよね?」とマツコ。
今回、いじられまくっているエノキであるが、実はビタミンBの含有量が飛びぬけて高く、鉄分も多いので血液のもとになるなど、栄養豊富な食べ物である。
エノキが栄養があるとの衝撃的な事実を知ったマツコは、「ええっ!あいつら、吸収されてるんだ!知らなかった」と大げさに驚き、スタジオ爆笑。
マツコは「あたしたちは結局、中の成分みたいなものが吸収されて、抜け殻みたいなものが出てきているのを目にしているわけね」と分析した。
エノキがなぜ消化されにくいのかというと、不溶性食物繊維がキャベツの2倍以上含まれているからである。不溶性食物繊維は胃腸の消化液で分解されにくく、水にも溶けにくいので排泄された際はエノキがそのままの形で出てくることになる。
ちなみにエノキは加熱することで細胞壁が壊れるので必要な栄養は十分吸収されているという。
「今日はさあ、エノキのことを歯に挟まるし消化も悪いし、栄養もないって、けちょんけちょんにしてやろうと来たんだよね、だけどエノキって栄養あるんだね」という有吉。
「だって血のもとになるのよ」とマツコ。
「レバー食べてる場合じゃないよね!」と有吉。
「これからはエノキよ!」とマツコ。スタジオ大爆笑。
「エノキ、買い占めておいたほうがいいかしら」と心配するマツコに対し「あれは大丈夫、すぐにいっぱい生えてくるから」と有吉が返しスタジオはまたまた大爆笑となった。
スーパーマーケットで売っている白く細く束になっているエノキは冷蔵庫のような育成室で栽培されたものである。これに対し自然に生えたエノキは薄茶色で横にカサが広がっており、全く異なる外見をしている。天然エノキは栽培エノキの3倍以上のたんぱく質が含まれているとのことである。
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11月15日放送、マツコの知らない世界(第487回)
今回は日本の昭和歌謡POPSをリエディットし、クラブミュージックとして世界的にブレイクさせている話題の韓国人DJ・ナイトテンポ(36歳)が登場した。
マッシュルームカットに、80年代に流行った肩パットが入った会社員風のベージュスーツがナイトテンポのトレードマークである。
日本の音楽との出会いは1994年に父親が日本の土産物として買ってきた中山美穂「キャッチミー」に衝撃を受けたことが始まりである。
その後、Winkなどにはまり、2015年に趣味で作ったリミックスをネットにアップするようになったという。
2018年ネットにあげた竹内まりやの「プラスティックラブ」・リエディット版が、再生回数2000万回を突破し、世界中で話題となった。その後、プログラマーの会社を退社したナイトテンポは、2019年に来日し、DJツアーを行った。
元々プログラマーのナイトテンポの手にかかればリミックスはお手の物である。リミックスするためには長時間パソコンに向き合っている必要があるが、プログラマーだったナイトテンポにとっては1日20時間座っていることも苦にはならない。
ナイトテンポの曲で踊っていた米国人に会場でインタビューしてみたところ「米国の80年代ものよりも日本の80年代ものの方がフィットする」「不思議なことに米国の80年代ものよりも懐かしい感じ」「みんなのインナーチャイルドを引き出してくれる音楽」「日本の80年代の音楽には魂を感じる」「日本の80年代の音楽はレベルが高い。...
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今回は日本の昭和歌謡POPSをリエディットし、クラブミュージックとして世界的にブレイクさせている話題の韓国人DJ・ナイトテンポ(36歳)が登場した。
マッシュルームカットに、80年代に流行った肩パットが入った会社員風のベージュスーツがナイトテンポのトレードマークである。
日本の音楽との出会いは1994年に父親が日本の土産物として買ってきた中山美穂「キャッチミー」に衝撃を受けたことが始まりである。
その後、Winkなどにはまり、2015年に趣味で作ったリミックスをネットにアップするようになったという。
2018年ネットにあげた竹内まりやの「プラスティックラブ」・リエディット版が、再生回数2000万回を突破し、世界中で話題となった。その後、プログラマーの会社を退社したナイトテンポは、2019年に来日し、DJツアーを行った。
元々プログラマーのナイトテンポの手にかかればリミックスはお手の物である。リミックスするためには長時間パソコンに向き合っている必要があるが、プログラマーだったナイトテンポにとっては1日20時間座っていることも苦にはならない。
ナイトテンポの曲で踊っていた米国人に会場でインタビューしてみたところ「米国の80年代ものよりも日本の80年代ものの方がフィットする」「不思議なことに米国の80年代ものよりも懐かしい感じ」「みんなのインナーチャイルドを引き出してくれる音楽」「日本の80年代の音楽には魂を感じる」「日本の80年代の音楽はレベルが高い。ミュージシャンの演奏も素晴らしいし、曲のアレンジ、ストリングス全てが贅沢でお金がかかっている」などと、称賛する答えが返ってきた。
日本の80年代POPSを聴くと、日本に住んだことはないのになぜかノスタルジーや寂しさを感じ、欧米とは異なるオリエンタルな空気を外国人は感じるようである。
ナイトテンポによると、80年代の日本POPSの中でも日本でウケる曲と海外でウケる曲は全然違うのだという。例えば、日本でプレイする時は八神純子の「みずいろの雨」とか、渡辺真知子の「かもめが翔んだ日」とか、松田聖子の「青い珊瑚礁」とか、一緒に歌える曲がウケる。そのため日本の会場では若者から60代まで幅広い客層で一杯になるのだという。
一方、海外でウケるのは、荻野目洋子が1988年にリリースした「アイスパイ ザ ナイト」や、ユーミンのツアーでバックコーラスを務めた秋元薫の「ドレスダウン(1986)」、中原めいこ「FANTASY(1982)」など、日本と比べると渋い曲が多い。
海外ではテンポが速すぎず、歌詞は多すぎず、ポイントで英語が入る曲がウケるとナイトテンポは分析している。グルーブ感のある緩い曲が好まれるようだ。
「海外でウケるためにはまず、まず踊らせなきゃいけないのよね」とマツコ。
「そうなるとあたしは青い珊瑚礁では踊れないわ」とマツコ。スタジオ爆笑。
ナイトテンポが歌詞の意味を知って驚いた80年代アイドルの曲がいくつかあるという。その1つがWinkの「淋しい熱帯魚」である。ユーロビートのメロディーから、当初は山でドリフトしたくなるノリノリな明るい曲だと思っていたが、歌詞が「あなたは来ない」という淋しい意味であることを知ってショックを受けたという。
この他、中森明菜の「OH NO、 OH YES(1986)」は「大人のグルーブ感のある曲だと思っていたら、不倫の歌だと知って愕然とした」とナイトテンポは語った。
マツコは当時の日本を振り返り「特徴として80年代は不倫の歌がめちゃくちゃ多かったわ。当時は相当、不倫願望の強い国だったんだと思う」と解説した。スタジオ爆笑。
ナイトテンポは「韓国もまさに今、例えば韓国の朝ドラマを見ると不倫ばっかりです」「いきなり奥さんのお母さんが会社にやってきて、キムチでビンタする韓国ドラマ(みんなキムチ)なんていうのもあります」と応じた。
マツコは「やっぱ景気のいい時ってみんな不倫したがるのかなぁ」と締め、スタジオの笑いを誘った。
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11月8日放送、マツコの知らない世界(第486回)
今回は、30年間街で言葉を集め続ける言葉のプロフェッショナル、三省堂国語辞典・編纂者の飯間浩明が、辞書作りの世界の一端をマツコにプレゼンする。
丸眼鏡の飯間がスタジオに登場した。テクノカットのような髪型で、どことなく坂本龍一を彷彿とさせる。
「なんか、言葉以外の話をさせても全然続かないのですが、言葉の話ならいくらでも続けられます」と飯間。
「編纂者と編集者はどう違うのか」との質問を最初にマツコは投げた。これに対し、飯間は「出版社に所属し、著者が執筆した文章をまとめるなど、編集に関することを取り仕切るのが辞書編集者であり、新しい言葉を採集して掲載する言葉の取捨選択や語釈を書くなど、原稿を書く立場の人が辞書編纂者です」と明快に答えた。
さらに飯間は「朝起きてから、夜寝るまで言葉の観察をし、いろんな言葉を集める仕事をやっています」と編纂者の仕事ぶりを紹介した。
「昔なかった言葉が出てくるというのがズレです。少しずつ、今ある言葉の意味もズレてくる。それをいち早く見つけ、昔と今ではここがちょっと違っていますよと、指摘するのが我々の仕事です」と飯尾。
これに「要するに変態ってことですね」とのマツコが付け足すと、スタジオは爆笑となった。...
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今回は、30年間街で言葉を集め続ける言葉のプロフェッショナル、三省堂国語辞典・編纂者の飯間浩明が、辞書作りの世界の一端をマツコにプレゼンする。
丸眼鏡の飯間がスタジオに登場した。テクノカットのような髪型で、どことなく坂本龍一を彷彿とさせる。
「なんか、言葉以外の話をさせても全然続かないのですが、言葉の話ならいくらでも続けられます」と飯間。
「編纂者と編集者はどう違うのか」との質問を最初にマツコは投げた。これに対し、飯間は「出版社に所属し、著者が執筆した文章をまとめるなど、編集に関することを取り仕切るのが辞書編集者であり、新しい言葉を採集して掲載する言葉の取捨選択や語釈を書くなど、原稿を書く立場の人が辞書編纂者です」と明快に答えた。
さらに飯間は「朝起きてから、夜寝るまで言葉の観察をし、いろんな言葉を集める仕事をやっています」と編纂者の仕事ぶりを紹介した。
「昔なかった言葉が出てくるというのがズレです。少しずつ、今ある言葉の意味もズレてくる。それをいち早く見つけ、昔と今ではここがちょっと違っていますよと、指摘するのが我々の仕事です」と飯尾。
これに「要するに変態ってことですね」とのマツコが付け足すと、スタジオは爆笑となった。
今、若者たちのカルチャーから続々と新語が誕生している。番組では30年継続しているという飯間の言葉狩りに密着取材した。この日、飯間はポップカルチャーの聖地・秋葉原に向かった。生きた言葉を採集する為には街に出ていくことは欠かせないのだという。
秋葉原を散策していると、早速、おたおめや、こっさり、秋冬という言葉を看板の中に発見した。こうした言葉を見つけるやいなや、飯間は次々と写真に収めていく。この日は3時間で65個に及ぶ言葉を採集した。自宅でも若者言葉をツイッターで検索し、やばみ、眠むみという言葉をゲットした。
言葉を狩る為にノンノやポップティーンなどの女性ファッション誌をサブスクで定期購読し、テレビ番組は全録して欠かさずチェックしているという飯間。
気になる言葉を見つけたら日付・時間・番組名・出演者のコメント内容やナレーションなども事細かに記録しているという。
飯間はスタジオでフリップを出し今回、国語辞典第八版に新しく追加された言葉(ホニャララ、ポチる、ラスボス、爆誕、ですです、チルい、ベビーキープ、黒歴史、そうなんですね等)を紹介した。
「その左上にあるホニャララっていう言葉は昔とおんなじ意味?」と聞くマツコ。
「そうです。これは今、流行っているというわけではなく、ずっと使われていたけれど、辞書に載るような言葉ではなかったということです。1970年代のクイズ番組から出た言葉で、司会の久米宏さんが使っていました」と飯間。
「このフリップの中にある黒歴史っていう言葉はターンAガンダムというアニメが元で広まったものです」と飯間。
「ええっ、ガンダム発信なの!?」と派手に驚くマツコ。
「そうなのです。隠された歴史という意味で、黒歴史っていう言葉が使われていて、どうやらそれが一般化したようです」と飯間。
「ラスボスっていう言葉もゲームから広まった言葉です。この言葉が一般化したなと思ったきっかけは小林幸子さんが、紅白歌合戦でラスボスって紹介された時です。その時、司会者が紅白歌合戦という全国放送で、ラスボス小林幸子さんですって言ったわけです」と飯間。
「辞書に新しく入れる言葉がある一方で、削られてしまう言葉っていうのもあるのです」と飯間はスッチー、MD、トラバーユなどを紹介し、「スッチーは古いっていうのと、言われていい気持ちがしないってなっているのが理由です。MDも使われてなくなってから20年近く経ちますし、トラバーユも今の人には通じない言葉です」と削る根拠を明快に説明した。
「スッチーが消えてしまうなんて、あたしには耐えられない」と半泣きになるマツコ。マツコには辞書の内容が若者言葉に置き換わっていくのを見るのは寂しいようだ。
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11月4日放送、マツコ&有吉 かりそめ天国マツコもうなる超とろとろチーズ専門店でへぇダービー(第485回)
今回は上野・アメ横でレア食材を発掘するべくタイムマシーン3号(山本浩司、関太)が難しい食レポに挑戦した。
2人の目的地は台東区上野のアメ横センタービル。およそ40店舗が集まり、普通のスーパーでは入手不可能な輸入食材や本場の屋台フードが味わえる、上野の代表的スポットである。
2人がまず、向かったのは珍しい鮮魚を取りそろえた野田幸食品だ。
珍しい商品が並ぶ中で、2人が気になったのは袋の中で動きまわっているスッポンである。
「スッポンの噛む力ってすごいんだよ。俺、ノッチさんと一緒にさばいたことあるんだけど、スッポンって、首を切り落としてもずっと噛んでるんだよ」と山本。
「首を切り落とした後も噛みついてくるんですよね」と店主。
「苦玉って言われているスッポンの胆のうっていうのがめちゃ苦くてねぇ」と山本が切り出すと、「あれは目にいいっていわれてますね」と店主。
「ラジオに出て、スッポンの生き血飲んで、Tシャツに血をつけたままそのまま家に帰ったことあるよ」との仰天エピソードを披露する山本。これにマツコが「何やってんだよ!」とリアクションし、スタジオ爆笑。
「そもそも、おまえらラジオで何してんだよ!ラジオでスッポンの胆のうを食べてるやつがどこにいるか」と関が突っ込みをいれ、スタジオの笑いをとった。...
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今回は上野・アメ横でレア食材を発掘するべくタイムマシーン3号(山本浩司、関太)が難しい食レポに挑戦した。
2人の目的地は台東区上野のアメ横センタービル。およそ40店舗が集まり、普通のスーパーでは入手不可能な輸入食材や本場の屋台フードが味わえる、上野の代表的スポットである。
2人がまず、向かったのは珍しい鮮魚を取りそろえた野田幸食品だ。
珍しい商品が並ぶ中で、2人が気になったのは袋の中で動きまわっているスッポンである。
「スッポンの噛む力ってすごいんだよ。俺、ノッチさんと一緒にさばいたことあるんだけど、スッポンって、首を切り落としてもずっと噛んでるんだよ」と山本。
「首を切り落とした後も噛みついてくるんですよね」と店主。
「苦玉って言われているスッポンの胆のうっていうのがめちゃ苦くてねぇ」と山本が切り出すと、「あれは目にいいっていわれてますね」と店主。
「ラジオに出て、スッポンの生き血飲んで、Tシャツに血をつけたままそのまま家に帰ったことあるよ」との仰天エピソードを披露する山本。これにマツコが「何やってんだよ!」とリアクションし、スタジオ爆笑。
「そもそも、おまえらラジオで何してんだよ!ラジオでスッポンの胆のうを食べてるやつがどこにいるか」と関が突っ込みをいれ、スタジオの笑いをとった。
続いて2人は深海魚・アンコウに目を付けた。
「スゲー!アンコウの歯って中世の拷問みたいな歯してるな」と関。歯は確かにギザギザである。
「アンコウはさばくと胃袋に相当いろんなものが入っている。今までで一番すごかったのはサメが入ってたことです」とアンコウエピソードを語る店主。
「アンコウって雑食性なんですよ」と言いつつ、アンコウをぐわっと鷲掴みして、店主は見せてくれた。どうやらアンコウを持つ時は背中をアイアンクロウ※1のようにして掴むようだ。
※1:片手で相手の顔面をひとつかみにするプロレスの技のひとつ。ジャイアント馬場と死闘を繰り広げたドイツ系プロレスラー・フリッツ・フォン・エリックが得意としていた。
「そんな感じでアンコウを掴んでいると、まるで悪魔界の魚屋さんって感じですね」と関。
2人は店主にあん肝を見せてもらった。
アンコウの胃袋であるあん肝は人気があり、高級料亭でも重宝される。
2人はあん肝を試食させてもらった。
口に入れるなり、「牛のミノをもっと弾力を強くし、一切嚙み切れなくした感じ。やわらかいキン消しみたいな感じ」と山本はうなった。スタジオ爆笑。
「海のホルモンだね。嚙み切れないけど、コラーゲンたっぷりって感じ。個人的にはめっちゃ好きだね」と関。
さらに「ずっと食べれる」と関は続けた。
「それって太った人の発想だよね?」と山本。スタジオ爆笑。
2人はさらにもボラのへそ(幽門)という食材を串焼きにしたものを試食した。
この味について、関は「身のほぐれ方は鶏レバーで周りは少しほろほろしていて中がシャキシャキしているのが、ホタテでできている感じ」と表現した。
山本は「シャリシャリ感は梨なんだが、水分はほぼゼロで、食感としては乾燥梨みたい」と表現し、スタジオの笑いを誘った。
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