※2022年2月、更新を終了しています
米中会談・鞘当て(3月19日)
中国の習近平国家主席が、中国・北京を訪問中の米国・ティラーソン国務長官と初会談した。ティラーソン国務長官は「トランプ大統領はあなたに会うのを楽しみにしている」と述べた。
新華社通信などによると習主席は会談で「中国と米国により生み出される共通の利益は、意見の食い違いよりはるかに重要で、協力は双方の唯一の正しい選択」と述べ、首脳会談実現に向けトランプ大統領との協力関係を重視する姿勢を示した。
一方で習主席は「互いに相手の核心的利益と重大懸念を尊重すべき」として、台湾をめぐる「一つの中国」政策、「南シナ海」の問題について米国をけん制した。...
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中国の習近平国家主席が、中国・北京を訪問中の米国・ティラーソン国務長官と初会談した。ティラーソン国務長官は「トランプ大統領はあなたに会うのを楽しみにしている」と述べた。
新華社通信などによると習主席は会談で「中国と米国により生み出される共通の利益は、意見の食い違いよりはるかに重要で、協力は双方の唯一の正しい選択」と述べ、首脳会談実現に向けトランプ大統領との協力関係を重視する姿勢を示した。
一方で習主席は「互いに相手の核心的利益と重大懸念を尊重すべき」として、台湾をめぐる「一つの中国」政策、「南シナ海」の問題について米国をけん制した。
ティラーソン国務長官は「国際社会が直面する挑戦に共同で対応したい」と強調した上で、トランプ大統領が早期の首脳会談実現を望んでいることを伝えた。
先ずは、双方ともに初めての鞘当てを終わり、米中首脳会議の具体的日程をどうするかに焦点は移った。
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米独首脳会議・無難に行われたが盗聴疑惑で脱線(3月18日)
ワシントンで米独首脳会談が行われた。ドイツ・メルケル首相とトランプ大統領は移民や難民への対応で意見の違いが目立った。
国際社会での安定には、NATO(北大西洋条約機構)を通じた米欧の安全保障協力が重要との認識では一致したが、トランプ大統領は費用負担については「不公平」だと不満を述べた。
またトランプ大統領はメルケル首相に共通の経験であるオバマ前政権時に米国情報機関がメルケル首相を盗聴した疑いを引き合いに出し、自分も盗聴の被害者だと根拠不明の主張を繰り返した。...
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ワシントンで米独首脳会談が行われた。ドイツ・メルケル首相とトランプ大統領は移民や難民への対応で意見の違いが目立った。
国際社会での安定には、NATO(北大西洋条約機構)を通じた米欧の安全保障協力が重要との認識では一致したが、トランプ大統領は費用負担については「不公平」だと不満を述べた。
またトランプ大統領はメルケル首相に共通の経験であるオバマ前政権時に米国情報機関がメルケル首相を盗聴した疑いを引き合いに出し、自分も盗聴の被害者だと根拠不明の主張を繰り返した。
トランプ大統領が、オバマ前大統領に盗聴されたと主張している問題は、ホワイトハウスの報道官が英国の情報機関に盗聴を依頼したとする報道があるなどと発言し、
加えて、ホワイトハウス・スパイサー報道官は、「オバマ前大統領はCIAやFBIなどは通常の手段ではなく、英国の情報機関に盗聴を依頼したとする報道があった」と述べた。
これに対し英国の情報機関・GCHQ・政府通信本部の報道官は「まったくばかげており無視すべきだ」とする異例の声明を発表した。
この問題は同盟国の英国などを巻き込んで波紋を広げている。
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北朝鮮・北京で記者会見「核ミサイル開発続ける」(3月17日)
北朝鮮は昨日、北京にある大使館に日本や米国などから17社のメディアを呼んで緊急の記者会見を行い、核やミサイルの開発を続けると強調した。北朝鮮公使のナンバー2(パクミョンホ公使)は「朝鮮半島情勢が悪化している原因は全て米国と韓国にある」として米韓が軍事演習を続ける限り自衛のための核やミサイルの開発を続けると述べた。
中国の王毅外相は北朝鮮のミサイルや核実験停止するのと引き換えに米国や韓国が軍事演習を停止するという提案をしたことについては「米国はすぐに断った」として否定的な見方を示した。...
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北朝鮮は昨日、北京にある大使館に日本や米国などから17社のメディアを呼んで緊急の記者会見を行い、核やミサイルの開発を続けると強調した。北朝鮮公使のナンバー2(パクミョンホ公使)は「朝鮮半島情勢が悪化している原因は全て米国と韓国にある」として米韓が軍事演習を続ける限り自衛のための核やミサイルの開発を続けると述べた。
中国の王毅外相は北朝鮮のミサイルや核実験停止するのと引き換えに米国や韓国が軍事演習を停止するという提案をしたことについては「米国はすぐに断った」として否定的な見方を示した。
又、国連安保理の制裁決議について、「世界の他の国々が核やミサイルの実験を行っている一方で北朝鮮だけが制裁を受けるのは法律的、道徳的に問題があると批判した。会見は米韓軍事演習のほか、米国・ティラーソン国務長官の日中韓訪問を意識して行われたものとみられる。
北朝鮮が、このタイミングで日米などのメディアに対して記者会見を行い、改めて「核やミサイルの開発を続ける」と表明したことは、注目される。
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FOMC政策金利を引き上げ(3月16日)
米国のFOMC(米国連邦公開市場委員会)が予想通り政策金利を引き上げた。今後引き続き利上げを行っていく考えも明らかにし今年さらに2度の利上げを予告している。雇用はすでに2、3年前から目標値に達していて、物価上昇率も今年になって目標値の2%に近づいていたことから利上げは時間の問題だと予想されていた。
FRBは政策金利を0.25ポイント引き上げ0.75%から1%の範囲とした。引き上げのタイミングに意味があり、2008年金融危機以降、初めてFRBが利上げを行ったのは2015年末だったがその際FRBは2016年中に4回の利上げを行うと予告していた。...
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米国のFOMC(米国連邦公開市場委員会)が予想通り政策金利を引き上げた。今後引き続き利上げを行っていく考えも明らかにし今年さらに2度の利上げを予告している。雇用はすでに2、3年前から目標値に達していて、物価上昇率も今年になって目標値の2%に近づいていたことから利上げは時間の問題だと予想されていた。
FRBは政策金利を0.25ポイント引き上げ0.75%から1%の範囲とした。引き上げのタイミングに意味があり、2008年金融危機以降、初めてFRBが利上げを行ったのは2015年末だったがその際FRBは2016年中に4回の利上げを行うと予告していた。
実際には中国発の金融不安や英国のEU離脱問題、大統領選挙など国内の事情により利上げは1度しか行われなかった。ニューヨーク株式市場は値上がりしている。
今後、日本や米国の株式市場や金融市場がどう反応するかが焦点となる。
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原子力空母「カールヴィンソン」釜山入港(3月15日)
米韓合同軍事演習が実施されている中、今日海の上の軍事基地といわれる米国の原子力空母・カールヴィンソンが釜山に入港する。
サッカー場3つ分の広さでその存在感だけでも驚異的だ。
F-35Bステルス戦闘機や特殊部隊を運ぶオスプレイなども朝鮮半島に集結する。
今回の機動訓練は有事の際に北朝鮮の核ミサイル基地や指導部をピンポイント攻撃する想定で実施される。
北朝鮮は6日にも4発の弾道ミサイルを在日米軍基地を想定し実験的として発射した。...
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米韓合同軍事演習が実施されている中、今日海の上の軍事基地といわれる米国の原子力空母・カールヴィンソンが釜山に入港する。
サッカー場3つ分の広さでその存在感だけでも驚異的だ。
F-35Bステルス戦闘機や特殊部隊を運ぶオスプレイなども朝鮮半島に集結する。
今回の機動訓練は有事の際に北朝鮮の核ミサイル基地や指導部をピンポイント攻撃する想定で実施される。
北朝鮮は6日にも4発の弾道ミサイルを在日米軍基地を想定し実験的として発射した。
いずれも秋田県男鹿半島の西300キロから350キロの日本海に落下、うち3発は日本の領海の外側を取り巻く排他的経済水域に落ちたと見られる。
北朝鮮のこうした、挑戦的行為に対して、今回の米韓軍事演習はどういう答えを出すのか、注目されている。
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