※2022年2月、更新を終了しています
中国・南シナ海の軍事化進める、その時米国は(3月28日)
米国のシンクタンク、CSIS(戦略国際問題研究所)は南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島で中国が大型の滑走路の整備を進めているファイアリークロス礁とミスチーフ礁、スビ礁の3つの人工島を撮影した最新の衛星写真とその分析結果を公表した。
それによると、3つの人工島すべてで滑走路に併設された格納庫がほぼ完成していて、それぞれ20機以上の戦闘機や輸送機、空中給油機など大型の軍用機を運用できるほどのスペースがあるという。...
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米国のシンクタンク、CSIS(戦略国際問題研究所)は南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島で中国が大型の滑走路の整備を進めているファイアリークロス礁とミスチーフ礁、スビ礁の3つの人工島を撮影した最新の衛星写真とその分析結果を公表した。
それによると、3つの人工島すべてで滑走路に併設された格納庫がほぼ完成していて、それぞれ20機以上の戦闘機や輸送機、空中給油機など大型の軍用機を運用できるほどのスペースがあるという。
また、すべての人工島には南シナ海の広い範囲をカバーできるだけの複数のレーダー施設が整備され、最新の地対空ミサイルを格納できる施設も併設されているとしている。
さらにCSISは中国が南沙諸島の北の西沙(パラセル)諸島にも滑走路を保有していることから、今回の3つの人工島の施設と合わせれば南シナ海のほぼ全域で軍用機の運用が可能になると分析している。
CICSの分析が正しいとするならば、中国は既に、南シナ海での軍用化を現実に進めているとみられる。
こうした分析に従って、米国が中国に対し、具体的にどんな対策をしてゆくのか、関心が集まる。
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トランプ氏またもう一つの心配事(3月28日)
トランプ米大統領の娘であるイヴァンカ氏の夫であるジャレッドクシュナー氏はオバマ前政権時代の去年12月、ロシアの代表と会ったことについて上院で説明を求められる見通し。
クシュナー氏はトランプ大統領の腹心の1人でもある。クシュナー氏はワシントンDCでロシア大使と会っただけでなくクリミア併合をめぐって米国政府の制裁対象となった国営銀行の頭取と会った事も明らかになった。
政権移行期にクシュナー氏は外国代表との折衝に当たっていたことから必然性があったかもしれないが、詳しいことが明らかになるだろう。...
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トランプ米大統領の娘であるイヴァンカ氏の夫であるジャレッドクシュナー氏はオバマ前政権時代の去年12月、ロシアの代表と会ったことについて上院で説明を求められる見通し。
クシュナー氏はトランプ大統領の腹心の1人でもある。クシュナー氏はワシントンDCでロシア大使と会っただけでなくクリミア併合をめぐって米国政府の制裁対象となった国営銀行の頭取と会った事も明らかになった。
政権移行期にクシュナー氏は外国代表との折衝に当たっていたことから必然性があったかもしれないが、詳しいことが明らかになるだろう。
米国下院はロシア政府がトランプ氏に有利となるように計らった疑いで選挙対策チームとロシアの関係を調査している。
また憲法捜査局も両者の協力関係の有無について調査している。
トランプ大統領近親者であるクシュナー氏への疑惑の目は、オバマケアの見直し法案を断念し、苦境にあるトランプ大統領にとって更に向かい風となるだろう。
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トランプ大統領はつまずきから立ち直れるか(3月27日)
トランプ米大統領はオバマケア見直し法案で失敗した。次に取り組む課題が目前に迫っている。それは政府予算で、このままでは、4月28日に底をつくことになる。
また最高裁判所判事に指名されたゴーサッチ判事の承認について、共和党は「民主党が議事妨害に出ても必ず承認させる」としている。
民主党上院院内総務のシューマー氏が「予算執行差し止めはしない。中間層の支持を減らすことで国防費を賄おうとしているが、家族計画などで毒薬を仕込まないようにすることである。...
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トランプ米大統領はオバマケア見直し法案で失敗した。次に取り組む課題が目前に迫っている。それは政府予算で、このままでは、4月28日に底をつくことになる。
また最高裁判所判事に指名されたゴーサッチ判事の承認について、共和党は「民主党が議事妨害に出ても必ず承認させる」としている。
民主党上院院内総務のシューマー氏が「予算執行差し止めはしない。中間層の支持を減らすことで国防費を賄おうとしているが、家族計画などで毒薬を仕込まないようにすることである。」と語っている
民主党としては、大統領が組ませた予算案は教育、交通、医療研究、大気と水汚染など、いずれも中間層を資する予算が削減され、受け入れられない。
国境の壁建設に関しては交渉が必要で、メキシコにどうやって払わせるか、お手並みを見ようとしている。
最近の最高裁判事ではブッシュ元大統領が指名した2人、オバマ前大統領が指名した2人は全て60票を獲得した。
「60票の支持を取れぬ候補は変えるべき」などという声にどう対処するのか。
こうした直近の難題を抱え、トランプ大統領はこの難局を乗り切れるかに注目が集まっている。
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韓国検察・朴槿恵前大統領の逮捕状を請求(速報)
韓国検察は、収賄などの疑いで朴槿恵前大統領の逮捕状を請求した。
証拠隠滅の恐れがある為と思われる。
豪州・中国との経済的結びつきを強化する(3月25日)
オーストラリアのターンブル首相は、24日キャンベラで中国の李克強首相と会談し、資源や食料などの貿易の拡大で合意した。
ターンブル首相は、「米国と中国のどちらかを選ぶことはしない」と述べ、同盟国の米国と両にらみで外交に臨む姿勢を明らかにした。
両政府は2か国間のFTA(自由貿易協定)の強化やRCEP(アジア地域包括的経済連携)交渉の妥結向けて協力することで一致した。
また、豪州産牛肉の輸出拡大でも合意した。...
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オーストラリアのターンブル首相は、24日キャンベラで中国の李克強首相と会談し、資源や食料などの貿易の拡大で合意した。
ターンブル首相は、「米国と中国のどちらかを選ぶことはしない」と述べ、同盟国の米国と両にらみで外交に臨む姿勢を明らかにした。
両政府は2か国間のFTA(自由貿易協定)の強化やRCEP(アジア地域包括的経済連携)交渉の妥結向けて協力することで一致した。
また、豪州産牛肉の輸出拡大でも合意した。
ターンブル首相は、最大の貿易相手国である中国への輸出を増やすことに期待を込めた。
豪州は、トランプ米大統領がTPP(環太平洋経済連携協定)からの離脱を決めたことで、経済貿易政策の立て直しを迫られている。
更に、難民受け入れを巡って、ターンブル首相と摩擦のあるトランプ氏への反発もあるとみられる。
とにかく、こうしてターンブル首相は、中国との経済的結びつきを強めてゆくことになり、トランプ政権がTPPからの離脱表明をした影響が出ることになりそうである。
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