※2022年2月、更新を終了しています
国連・温暖化対策サミット・少女が涙の訴え(9月24日)
国連・温暖化対策サミットを前に温暖化の現状をまとめた報告書が発表された。
現状のままでは平均気温が今世紀末には産業革命前の19世紀後半に比べ最大3.4度上昇するという。スウェーデンの16歳、グレタトゥーンベリは緊張で時折声を震わせながらも各国の代表に「生態系は崩壊しつつある。
絶滅し始めているのにあなたたちはお金の話か経済が永遠に成長し続けるというおとぎ話ばかりだ。よくそんなことが言えたものだ。...
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国連・温暖化対策サミットを前に温暖化の現状をまとめた報告書が発表された。
現状のままでは平均気温が今世紀末には産業革命前の19世紀後半に比べ最大3.4度上昇するという。スウェーデンの16歳、グレタトゥーンベリは緊張で時折声を震わせながらも各国の代表に「生態系は崩壊しつつある。
絶滅し始めているのにあなたたちはお金の話か経済が永遠に成長し続けるというおとぎ話ばかりだ。よくそんなことが言えたものだ。」と訴え、早急な対策を求めた。サミットでは各国の「温度差」が浮き彫りになった。
世界最大の熱帯雨林を抱えるブラジルの大統領や石炭や天然ガスの輸出国のオーストラリア首相は欠席した。
米国・トランプ大統領は短時間出席したものの発言しないまま退席した。日本は小泉環境大臣が出席し、具体的な対策は発表しなかったが「みんなが重く受け止めたと思う。」と述べた。
小泉環境大臣はサミットを前に関連イベントで英語でスピーチし温室効果ガスを抑える取り組みを積極的に進めているとアピールし「日本では東京や京都が2050年までに二酸化炭素の排出量ゼロに対する目標を掲げた。」と述べた。
サミットでは世界77か国が2050年には温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすることなどを約束し、一方、米国や中国、インドなど主要排出国は排出量を実質ゼロにすることを約束していないほか、日本などサミットで具体策を発表していない国も少なくない。
温暖化を食い止めるために各国が何をすべきなのか今後が問われている。
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国連総会・地球規模の課題議論・ハイレベルウイーク開始(9月24日)
国連では世界中の指導者が演説を行うとともに地球規模の課題を議論する国連総会のハイレベルウイークが23日始まった。
厳しく対立する米国・トランプ大統領とイラン・ロウハニ大統領の接触があるかや若者を中心に世界的に危機感が高まっている地球温暖化の問題で各国が思い切った対策を打ち出すかが注目される。
ニューヨークの国連本部で1週間の予定で開催し、初日はグテーレス事務総長が主宰して各国が温暖化対策を表明するサミットが開かれた。...
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国連では世界中の指導者が演説を行うとともに地球規模の課題を議論する国連総会のハイレベルウイークが23日始まった。
厳しく対立する米国・トランプ大統領とイラン・ロウハニ大統領の接触があるかや若者を中心に世界的に危機感が高まっている地球温暖化の問題で各国が思い切った対策を打ち出すかが注目される。
ニューヨークの国連本部で1週間の予定で開催し、初日はグテーレス事務総長が主宰して各国が温暖化対策を表明するサミットが開かれた。
温暖化対策が運動が広がるきっかけとなったスウェーデンの代表には16歳のグレタトゥーンベリが一向に進まない温暖化対策について各国の指導者に行動を求めた。グレタトゥーンベリは私たちをがっかりさせるならあなた方を決して許さないとコメントした。
当初出席予定ではなかった米国・トランプ大統領も短時間姿を見せたが発言をしないまま退席した。温暖化対策に批判的な考えをかわす狙いがあると見られる。日本からは小泉進次郎環境相が出席したが具体的な対策の発表は行わなかった。
今日からは各国首脳の一般討論演説が行われる。サウジアラビアへのミサイル攻撃で深刻化している中東情勢や、北朝鮮の核・ミサイルの問題など課題は山積している。
トランプ大統領は対立するイラン・ロウハニ大統領との会談については明言を避けている。対立と軋轢が広まっている国際社会だが、国連総会が対話の場となるのか注目される。
フランス・マクロン大統領はトランプ大統領のサミット出席について評価するとしている。
温室効果ガスの排出量が急激に増えているインドが再生可能エネルギーの導入を約束したり、先進国・ドイツも発展途上国の支援を導入するなど各国首脳は具体的な対策を示し、サミットでも一定の成果を出している。
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米国・スリーマイル島原発・採算悪化で廃炉へ(9月22日)
40年前、米国史上最悪の原発事故を起こしたスリーマイル島原子力発電所が採算の悪化で閉鎖されることになり、20日、原子炉の運転が停止された。
米国東部・ペンシルベニア州にあるスリーマイル島原発では、1979年に2号機で核燃料が溶け落ちるメルトダウンが起きて放射性物質が漏れ出す、米国史上最悪の原発事故が起きた。
米国では東日本大震災での東京電力福島第一原発事故のあと、新たな安全強化策にコストがかかるようになったことや、エネルギー価格の低下で原発の採算性が悪化し、廃炉の決定が相次いでいる。...
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40年前、米国史上最悪の原発事故を起こしたスリーマイル島原子力発電所が採算の悪化で閉鎖されることになり、20日、原子炉の運転が停止された。
米国東部・ペンシルベニア州にあるスリーマイル島原発では、1979年に2号機で核燃料が溶け落ちるメルトダウンが起きて放射性物質が漏れ出す、米国史上最悪の原発事故が起きた。
米国では東日本大震災での東京電力福島第一原発事故のあと、新たな安全強化策にコストがかかるようになったことや、エネルギー価格の低下で原発の採算性が悪化し、廃炉の決定が相次いでいる。
スリーマイル島原発は今後、解体作業が進められるが、廃炉には60年の期間と1000億円以上の費用がかかるという。
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州の権限はく奪・米国「自動車排ガス規制を緩和」(9月21日)
米国では国内有数の自動車市場であるカリフォルニア州が独自の厳しい排ガス規制の決定権限をもっている。米国・ホワイトハウスは声明を出し「全米統一基準を新たに導入し国内販売の自動車排ガス規制を緩和する」と発表した。
「メーカーの負担を軽減するためカリフォルニア州がもつ権限をはく奪し自動車をより生産できるようにする」としている。トランプ大統領としては再選がかかった大統領選挙を来年に控え、産業の保護を重視する姿勢を改めて示すことで支持を掘り起こすねらいがあるとみられる。...
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米国では国内有数の自動車市場であるカリフォルニア州が独自の厳しい排ガス規制の決定権限をもっている。米国・ホワイトハウスは声明を出し「全米統一基準を新たに導入し国内販売の自動車排ガス規制を緩和する」と発表した。
「メーカーの負担を軽減するためカリフォルニア州がもつ権限をはく奪し自動車をより生産できるようにする」としている。トランプ大統領としては再選がかかった大統領選挙を来年に控え、産業の保護を重視する姿勢を改めて示すことで支持を掘り起こすねらいがあるとみられる。
これまでカリフォルニア州が厳しい環境基準を採用してきたことで電気自動車の開発促進など技術革新が進むきっかけにもなってきた。カリフォルニア州のニューサム知事はTwitterに「排ガス規制によってわれわれの空気と健康を守ることができる」と投稿し反発している。
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対立・米国“対応を検討”イラン“全面戦争に”(9月20日)
サウジアラビアの石油関連施設への攻撃をめぐり米国とイランの間で緊張が高まっている。
米国・ポンペイオ国務長官は関係国と協議しこのあとトランプ大統領と対応を検討、これに対しイランは攻撃は全面戦争につながるとけん制している。
サウジアラビアに続いてアラブ首長国連邦を訪れていたポンペイオ国務長官。協議後イランの攻撃だと改めて強調した。
米国・ポンペイオ長官は攻撃したのがイランなのは明らかだというのがこの地域の共通認識だとコメンした。...
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サウジアラビアの石油関連施設への攻撃をめぐり米国とイランの間で緊張が高まっている。
米国・ポンペイオ国務長官は関係国と協議しこのあとトランプ大統領と対応を検討、これに対しイランは攻撃は全面戦争につながるとけん制している。
サウジアラビアに続いてアラブ首長国連邦を訪れていたポンペイオ国務長官。協議後イランの攻撃だと改めて強調した。
米国・ポンペイオ長官は攻撃したのがイランなのは明らかだというのがこの地域の共通認識だとコメンした。
一方イラン・ザリーフ外相は改めてイランの関与を否定した。こうした中ロシアのラブロフ外相は国連が現地に派遣した専門家チームの調査を支持する考えを示した。
ラブロフ外相は緊張かつ公平な調査が必要不可欠で、現在そのような努力が行われているとコメントした。
そしてラブロフ外相はイラン関与を主張する米国をけん制した。
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