江戸川・夏を楽しむ風景を求めて、妙典、東京湾、浦安、ディズニーランドへ(その61)
8月21日、関東にも台風が押し寄せてくる気配だった。それでも幸いにしてその日も晴天であった。
自転車の空気を入れるために、自転車屋に10時に寄ってから江戸川に出た。
江戸川区側の土手を走り、東京湾を目指し南下した。...
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8月21日、関東にも台風が押し寄せてくる気配だった。それでも幸いにしてその日も晴天であった。
自転車の空気を入れるために、自転車屋に10時に寄ってから江戸川に出た。
江戸川区側の土手を走り、東京湾を目指し南下した。
江戸川と旧江戸川の分かれ目にかかる橋を渡ると、そこはまた市川市に戻った。
行徳街道を横切り、妙典の地下鉄東西線の鉄橋辺りを通りかかると、川にはボートが沢山浮き、水辺では釣りをしたり、水遊びに興じる小さな子供たちの姿が目に入ってきた。
土手の右手では、テントが幾張りも連なり、もうバーべキューの匂いがしていた。
数分で湾岸に着くと、そこの水辺でも同じような光景が見られた。湾岸道路(357号線)に出て、しばらく走ると右側に長いコンクリートの壁が連なっていた。
その向こうから野鳥の声が聞こえてきた。外から時折、鳥の止まり木が見えて、そこには普段見慣れない鳥たちも、羽を休めていた。
5月の連休に、見つけた横道から浦安の海に出ると、一挙に景色と空気が変わった。
海沿いをひたすら走ると、地元の漁師とみられる人々が、海に入り貝類を収穫している姿に出っくわした。かなりの人数であった。
綺麗に整備された海っ縁りを走ると、陸地側に整備された広い公園が見えた。
コンクリートでできた海岸縁では、人々が思い思いに夏を楽しんでいた。
ある人は、寝そべって太陽を浴びたり、ミニチェアの車でレースをしたり、ビニール製の凧のようなものを操り楽しむ風景も見られた。
そのコンクリートでできた低い岸壁の周りは、広々としており、スペースが必要な遊びには、打ってつけの場所に思えた。
向こうには、貨物船やクルーザーが浮かび、羽田空港に降り立つ飛行機も低空で飛んでいた。
暫く走ると、行き止まり広い道路に出た。そのまま走り、「ディズニーランド」の裏側に出た。モノレールと並行して走るとその内に正面に出た。
JR京葉線の舞浜駅周辺は、もうディズニーランド一色であった。
そこから、旧江戸川の土手に登り、そのまま自宅まで、一直線で帰途に就いた。
灼熱の太陽の下、私はサイクリングを楽しんだが、どの場所でも、沢山の人が思い思いに真夏を楽しんでいた。
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(その61)周回コースマップ
江戸川・旧江戸川から新川、船堀橋、大島、竪川河川敷公園、猿江公園、小名木川(その60)
8月14日、その日7時半頃、自宅から江戸川に向かい、そのまま市川側の土手を南下し、行徳橋を渡り、旧江戸川沿いを走った。
蝉の声がうるさい位に聞こえ、時折鳥たちのさえずりが耳に入り、蜻蛉の悠々と、飛んでる姿も目に入ってきた。...
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8月14日、その日7時半頃、自宅から江戸川に向かい、そのまま市川側の土手を南下し、行徳橋を渡り、旧江戸川沿いを走った。
蝉の声がうるさい位に聞こえ、時折鳥たちのさえずりが耳に入り、蜻蛉の悠々と、飛んでる姿も目に入ってきた。少し秋の気配が忍び寄ってくるようだった。
水辺スポーツ公園で、ローラースケートを集団で走り、練習しているグループが目に入ってきた。
流れるような軽快で、調和がとれたその風景は、見ていても気持ちの良いものであった。
その後新川を走り、中川の土手にぶち当たると、右に折れ船堀橋を使い、中川と荒川を渡った。
暫く右往左往しながら、大島辺りを走り、首都高速7号小松川線の下の竪川河川敷公園を走ると、突如瀟洒な赤い橋が目に入ってきた。
その河川敷の中で、カヌーの練習風景を横目で見た。
左に折れると、うっそうとした森が現れ、近ずくと「猿江恩賜公園」と明示されていた。昭和天皇の即位の際に、皇室の貯木場を公園として下賜されたと案内されていた。
そこを通り抜けると、横十間川にぶつかった。その川と直角に交わり、江戸時代に塩の海運となり支えていた小名木川に入ると、綺麗に整備された側道を大島・小松川公園まで走った。
更に、船堀橋で、荒川を渡り、江戸川のポニーランドで、のどかな馬たちの息づかいを感じ、その日は帰路に就いた。
東京湾岸を走った先週までとは違い、東京の街中に入り込み、いり組んだ道を右往左往しながら、下町の散策を楽しんだ。今回走った深川や扇町辺りは、東京大空襲で焦土と化した場所でもある。
思いがけない発見が随所にあり、もう一度ゆっくり訪問してみたいと思った。
自宅に戻って、時計を見ると11時半であった。その日も良い汗を流せたと爽快な気分であった。
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