【Globali】
インターネット通信:南シナ海の海底ケーブルはセキュリティ上の問題が多い(2024/10/09)『フランス・国際ラジオ局(RFI)』10月8日付けで、南シナ海の通信ケーブルは、世界で重要なインターネットと電信用のケーブルで、世界の E-メールのようなデータの95%がこの海底ケーブルを通るが、このケーブルのセキュリティ上、問題となっていると伝えている。すなわち、この海域の支配権をめぐる争いが、重要なケーブルの修理や新たな増設を行う上での足かせになっていて、修理費の増加や、通信の中断を招いているという。
南シナ海の海底ケーブルは、世界のインターネット通信にとって重要で、この海底ケーブルによってアジアの主な経済圏(中国、日本、韓国など)と他の経済圏(米国、欧州んど)を接続する役割を果たしている。しかし、南シナ海は、地政学的にも緊張が高まる中心地域になっている。
とりわけ、南シナ海に位置する中国、ベトナム、フィリピンの各国は、経済上と戦略上の理由から支配権を争ってきた。海底ケーブルの支配権の獲得は、ケーブル上で機密なデータ(各政府の伝達事項、個人情報さらには企業の情報など)が送られているだけに、重要な優位性をもたらすことになる。...
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