一方、中国はこれまで近隣諸国であるブルネイ、マレーシア、フィリピン、台湾および　ベトナムとの間で南シナ海の海上の領有権に関する係争を続けてきている。...

一方、中国はこれまで近隣諸国であるブルネイ、マレーシア、フィリピン、台湾および　ベトナムとの間で南シナ海の海上の領有権に関する係争を続けてきている。

米国は、これらの南シナ海に接する諸国と同盟関係を結んでいて、これらの諸国の船舶の航行の自由を守るため、周辺海域に定期的に米国の艦船を航行させている。これが、中国政府のいらだちとなり、米国に対抗するため、潜水艦を含む艦船建造を過度のペースで行っており、米国としては中国の軍事力増強を東アジア地域の安全保障に関わる主な脅威として捉えている。

なお、中国の外務省報道官は9月27日金曜日、記者会見で潜水艦の沈没について質問された時、何ら情報を提示しなかった。米国の専門筋によると、中国海軍が潜水艦の沈没の事実について隠蔽することは驚くことではないという。

なお、建造中であった原子力潜水艦の沈没後の状況について、今のところ中国側からの正式発表がなく、不明である。