さらに、空飛ぶタクシーの１日での使用時間帯は、8:00～17：00と制限されていれ、便の数は1時間に2便で、テスト期間中での全便数は、900便と制限している。...

さらに、空飛ぶタクシーの１日での使用時間帯は、8:00～17：00と制限されていれ、便の数は1時間に2便で、テスト期間中での全便数は、900便と制限している。

このタクシーに対する運輸省の認可は数か月前から出ているが、パリ市の市会議員たちから反対の声が上がっている。その中の多くの議員は、環境への負荷や騒音が大きいこと、安全上の懸念があること、機材が高価であることを上げている。 アン・ヒダルゴ市長を取り巻く市職員は、「パリ市として、運輸省の空飛ぶタクシーの法令に対して上訴することを検討している。」と語った。

一方、空飛ぶタクシーに対して多くの反対意見がある中で、パトリス・ベルグリエート運輸大臣は、「空飛ぶタクシーに肩を持つつもりはないが、このテスト飛行をやらない手はない。　将来的には救急車や、臓器移植で緊急を要する医療搬送に使用できる可能性が充分ある。」と語った。

なお、空飛ぶタクシー‘ベロシティ’は、ドイツのボロコプター社製で、座席数はパイロット席を含めて2席で、コクピットの上に設けた、バッテリー駆動の18個のローターが回転して飛行するという。