ハンギョレ新聞の記事を引用して、北朝鮮が、5月28日火曜日、宣伝ビラとゴミの付いた90個の巨大な風船を韓国に向けて送ってきたという。
韓国のNGOが以前に送った宣伝ビラに対する北朝鮮政府の返答とも受け取れる内容が書かれていた。南北朝鮮間の心理戦とも言えるプロパガンダ活動が現在も続いている。
5月28日火曜日夜、南北境界線近くの2県の韓国の住民は、当局からの警戒メッセージ、“北朝鮮から韓国向けに発せられたビラと見られる未確認物体が検知された。...
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ハンギョレ新聞の記事を引用して、北朝鮮が、5月28日火曜日、宣伝ビラとゴミの付いた90個の巨大な風船を韓国に向けて送ってきたという。
韓国のNGOが以前に送った宣伝ビラに対する北朝鮮政府の返答とも受け取れる内容が書かれていた。南北朝鮮間の心理戦とも言えるプロパガンダ活動が現在も続いている。
5月28日火曜日夜、南北境界線近くの2県の韓国の住民は、当局からの警戒メッセージ、“北朝鮮から韓国向けに発せられたビラと見られる未確認物体が検知された。”を受け取った。その後、150個以上のゴミとプロパガンダ用のビラを付けた風船が韓国に届いた。
ハンギョレ新聞によると、この方法でのプロパガンダ活動は見慣れた出来事で、以前の韓国活動家のプロパガンダ活動に直接的に返答してきたものと見ている。すなわち、今月の初めに北朝鮮からの脱国者が、北朝鮮に向けて、30万枚のキムジョンウン批判のビラと、2000個のKポップをロードしたUSBを風船で送っている。それに対して北朝鮮当局は、先週の日曜日に韓国に汚物を送って返答すると予告していた。
風船による南北朝鮮の些細な戦いは、南北朝鮮間での2020年の大きな事件に端を発している。すなわち、2020年、韓国から北朝鮮へ宣伝ビラを送った直後、北朝鮮が国内の開城特別市の工業団地にある南北朝鮮連絡事務所を爆破する事件が起きている。その後、北朝鮮側は、その後4年間、弾道ミサイルの打ち上げ実験や偵察用人工衛星の打ち上げ実験を繰り返している。 ちなみに、5月17日金曜日の韓国軍の発表では、この日に北朝鮮が韓国への攻撃を想定したと見られる短距離弾道ミサイル実験を数回行っているという。
このような状況下において、南北朝鮮間での対話の機会は完全に失われている感がある。
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