パプアの警察署長によると、オートテール地方で近年における歴史的な大量虐殺が起こったことを発表した。2月19日月曜日になっても敵対する部族間の抗争による犠牲者の遺体の収容に追われているという。犠牲者の遺体は、道路でも多く散見され、日曜日での激しい抗争を物語っていた。
首都ポートモレスビーの北西部のオートテール地方での部族間の抗争は、何ら新しい出来事ではないは、最近2年で激しさを増しているという。...
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パプアの警察署長によると、オートテール地方で近年における歴史的な大量虐殺が起こったことを発表した。2月19日月曜日になっても敵対する部族間の抗争による犠牲者の遺体の収容に追われているという。犠牲者の遺体は、道路でも多く散見され、日曜日での激しい抗争を物語っていた。
首都ポートモレスビーの北西部のオートテール地方での部族間の抗争は、何ら新しい出来事ではないは、最近2年で激しさを増しているという。武器も、なた、おのに代って拳銃や小銃が使われるようになり、大規模化し、犠牲者の数も多くなっているという。オートテール地方では地域の部族間の殺戮が日常茶飯事に行われている。
原因は、土地や資源の開拓をめぐる争いと、地域住民の極度な貧困状態で、さらには長い間の部族間の確執が加わっている。 部族間の抗争の地元警察では手に負えない規模にまで及んでいるという。
なお、警察当局は、昨年から地域での交通を制限し、さらに数か月前から夜間外出禁止令を施行しているが、このような措置では部族間の暴力的な抗争をくい止めることは困難な状況だという。
パプアニューギニア独立国のジェームス・マラぺ首相は、先月の首都ポートモレスビーでの大規模な暴動により意気消沈しており、現時点では積極的な治安政策を打ち出していない。先週、マラぺ首相は、国会で野党の議員たちにより不信任決議案を提出されていて、このままではマラぺ現政権の存続が危ぶまれれるという。
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