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2024年05月18日(土)
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【Globali】
 

比大統領の反米発言(2016/10/07)

フィリピンのドゥテルテ大統領は、10月4日同盟関係にある米国がフィリピンへの武器売却を拒否していることについて、米国オバマ大統領に対し「go to hell(くたばれ)」という表現を使い不満を示した。ドゥテルテ大統領の反米発言は、9月に予定されていた米比首脳会談前にオバマ大統領を「淫売の息子」と失言したレベルから、今や米比の同盟関係を破棄しかねないレベルまでエスカレートしている。フィリピンが米国から離れて中国、ロシアとの関係を深めるような発言まで飛び出して来ており、場合によっては東アジアの情勢を一変する可能性も出て来た。同大統領は国内で圧倒的な支持を得ているだけにフィリピンからは目が離せない状況にある。

10月6日付フィリピン『マニラタイムズ』は、「“対米関係を断つ”」という見出しで、ドゥテルテ大統領が最終的に米国との関係を断ち、中国、ロシアのような大統領が尊敬の意味を理解してといると考える国に向かうかもしれないと報じた。「在任期間中に最終的には米国との関係を断つかもしれない。ロシアと中国との関係を深めたい。イデオロギーで違いがあるかもしれないが、人に対する尊敬の念を持っている。尊敬することは重要だ。...
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フィリピン大統領、またしても失言(2016/09/07)

フィリピンのドゥテルテ大統領は就任以来進めている麻薬犯罪者の取締りについて、8月には国連の人権高等弁務官事務所からの批判に対し国連脱退も辞さずと発言し耳目を集めたが、今度は同じく人権問題に懸念を示す米国のオバマ大統領に対し、タガログ語で「淫売の息子」と侮辱し、これを受けた米ホワイトハウスは急きょラオスのビエンチャンで予定されていた米比首脳会談を中止すると発表した。このためドゥテルテ大統領も米国との関係を冷静に考えればこの発言は不味かったと反省したのか、発言を後悔していると声明を出すこととなった。米比首脳会議が再度開催されることになるのかどうかは今のところ未定であるが、ドゥテルテ大統領の外交手腕に関しては懸念が深まる状況にある。フィリピンは南シナ海で中国と領土問題を抱えており、同大統領の外交がフィリピンのみではなくアジアの安全保障に影響を及ぼす可能性が大きいだけに、同大統領の行動は日本としても傍観して嘲笑しているだけでは済まないようである。

9月7日付『ヤフーニューズ』(ロイター通信引用)は、「米国とクリントン候補、侮蔑の後ドゥテルテ大統領に敬意を求める」という見出しで、米国務省及びクリントン民主党大統領候補は火曜日、フィリピン大統領がオバマ大統領を「淫売の息子」と侮辱し、両国の同盟関係に懸念が生じていることを受けて、相互尊重に基づく両国関係の必要性を強調したと報じた。また両者とも、今回の残念な発言にもかかわらず、中国のアジアでの領土拡大主張で緊張が増す中で、両国関係に大きく影響するものではないと語った。...
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