ツイッター、調査ジャーナリズム組織のアカウントを永久凍結(2021/04/16)
アメリカの調査ジャーナリズム組織の「プロジェクト・ヴェリタス」が15日、ツイッターアカウントを永久凍結された。覆面調査で有名な「プロジェクト・ヴェリタス」は今週、国際ニュースチャンネル「CNN」のテクニカルディレクターが、同チャンネルは政治的偏向を反映した報道を行っていると話している動画を公開したばかりであった。
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『テッククランチ』によると、ツイッター社は、政治・社会問題を調査する「プロジェクト・ヴェリタス」の創立者ジェームズ・オキーフ氏が、「偽のアカウントの運営」および「複数のアカウントを使用して会話を人為的に増幅または妨害」という規則違反をしたために、アカウントを永久凍結したと発表した。
オキーフの支持者は、CNNの社員が同チャンネルに政治的な偏りがあることを認める様子の動画を公開したことに対する報復として、ツイッターがアカウントを削除したとしている。...
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『テッククランチ』によると、ツイッター社は、政治・社会問題を調査する「プロジェクト・ヴェリタス」の創立者ジェームズ・オキーフ氏が、「偽のアカウントの運営」および「複数のアカウントを使用して会話を人為的に増幅または妨害」という規則違反をしたために、アカウントを永久凍結したと発表した。
オキーフの支持者は、CNNの社員が同チャンネルに政治的な偏りがあることを認める様子の動画を公開したことに対する報復として、ツイッターがアカウントを削除したとしている。
同組織の最高法務責任者のジェレッド・ T・イード氏は『テッククランチ』に対し、「オキーフは1つのアカウントしか持っていません。彼は偽のアカウントを持っていません。ツイッターの声明は単純に間違っています。」と述べている。
英『デイリーメイル』は、「プロジェクト・ヴェリタス」の創設者ジェームズ・オキーフが、「CNNのリベラルな偏向報道を暴露した数日後に偽アカウントを理由に永久停止処分を受けた」と報じている。
永久停止処分を受ける前日、「プロジェクト・ヴェリタス」は、CNNのテクニカルディレクターとされるチャーリー・チェスターが覆面調査員に対して、CNNの社長の意向によりリベラルに有利になる報道を意図的に行っていると話している動画を公開していた。
チェスター氏は「「もしCNNがなかったら、トランプは落選していなかったと確信している。」ともコメントしている。
『デイリーメイル』は、チェスター氏がCNNで編集上の意見を持っている、または同チャンネルの毎日の編集会議に参加しているとは考えにくいと指摘している。同氏の発言は抜粋形式だが、全体的な流れが編集によって作られたものではないことを明らかにするのに十分な文脈は提供されているとも伝えている。
なお、米『ニューヨークポスト』によると、チェスター氏は公開された動画の中で、CNNはBLMを応援しているため、黒人に不利な報道は意図的に避けていると話している。チェスター氏は、多くの黒人がアジア人を攻撃しているが、そうした事件はあくまでも一個人が起こした暴力事件として扱い、白人に直接関係しないものは人種問題として扱うことを避けていると話している。
オキーフ氏は、自分が偽のアカウントを運営しているという疑惑について、ツイッター社を名誉毀損で提訴すると発表している。
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ツイッター、AIやデータ処理の生産性向上のためにグーグルクラウドとのパートナーシップを拡大(2021/02/06)
2018年からすでにグーグルクラウドとパートナーシップを組んでいるツイッターが、その戦略的パートナーシップを複数年延長することが公表された。分析やデータ処理、機械学習のワークロードをすべてグーグルクラウドプラットフォームに移行することで、パートナーシップをさらに前進させようとしている。
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『ZDnet』によると、グーグルは4日、ツイッターと複数年契約を結んだことを発表した。これにより、SNSプラットフォームはクラウド上での分析やデータ処理、機械学習などの作業量を増やすことができるようになる。
ツイッターの最高技術責任者であるParag Agrawal氏はプレスリリースで、「グーグルクラウドとの最初のパートナーシップは非常に成功しており、エンジニアチームの生産性を向上させることができた。...
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『ZDnet』によると、グーグルは4日、ツイッターと複数年契約を結んだことを発表した。これにより、SNSプラットフォームはクラウド上での分析やデータ処理、機械学習などの作業量を増やすことができるようになる。
ツイッターの最高技術責任者であるParag Agrawal氏はプレスリリースで、「グーグルクラウドとの最初のパートナーシップは非常に成功しており、エンジニアチームの生産性を向上させることができた。」と述べている。「この関係を維持し、今後もグーグルの技術を活用することで、私たちはデータをより活用し、より速く行動し、より関連性の高いコンテンツを、ツイッターを日々利用しているユーザーに向けて提供できるようになる。」と説明している。同社は、技術チームと非技術チームにデータの理解を深めてもらうために、BigQueryやDataflow、Cloud Bigtableなどグーグルが提供しているツールを利用していく予定だ。
グーグルクラウドのプロダクトマネジメント及びデータ分析ディレクターのSudhir Hasbe氏は、米ITニュースサイト『テッククランチ』のインタビューで、「いいね」のツイートやリツイートは、人々がどのようにサービスを利用しているのか、どのようなコンテンツを見たいのか、などを把握するデータの山のようなものであると説明している。だから、グーグルとの提携を拡大することで、ツイッター機能がどのように利用されているかをより理解し、改善していくことができるという。同氏はまた、「グーグルクラウドのプラットフォームはサーバーレスなので、ツイッターのような組織が自動的に規模を拡大したり縮小したりするのを支援できる。ツイッターは、インフラや容量管理、マシンやサーバーの台数を気にすることなく、膨大な量のデータを持ち込んで分析し、洞察を得ることができる」と語っている。
『テッククランチ』によると、米国では、ツイッターだけでなく、雑貨小売店チェーンの「ベッド・バス・アンド・ビヨンド」、ホームグッズのECサイト「ウェイフェア」、手芸や古物などを扱うECサイト「 Etsy」や住宅リフォームの小売 チェーン「ホームデポ」などもグーグルクラウドと提携することでコロナ禍の経済危機を乗り越えようとしている。
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