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天安門事件から29年・民主化求める活動・党や政府批判抑え込み続く(6月4日)
中国の北京で民主化を求める学生らの運動が武力で鎮圧され多くの死傷者が出た天安門事件からきょうで29年になる。
中国では民主化を求める活動や党や政府への批判を徹底して抑え込む状況が続いている。
事件から29年となるきょう、天安門広場や周辺には多くの警察官が配置され追悼や民主化を求める活動を警戒している。
事件を巡って中国政府は319人が死亡したと発表しているがさらに多いとも指摘されている。...
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中国の北京で民主化を求める学生らの運動が武力で鎮圧され多くの死傷者が出た天安門事件からきょうで29年になる。
中国では民主化を求める活動や党や政府への批判を徹底して抑え込む状況が続いている。
事件から29年となるきょう、天安門広場や周辺には多くの警察官が配置され追悼や民主化を求める活動を警戒している。
事件を巡って中国政府は319人が死亡したと発表しているがさらに多いとも指摘されている。
事件で子どもを亡くした母親たちのグループは習近平国家主席に宛てた書簡を公開し世界を驚がくさせた大虐殺はまるでなかったかのようになっていると批判し、真相の究明などを求めている。
中国では習近平指導部のもと共産党の一党支配を正当化する動きが強まっている一方で、民主化を求める活動や党や政府への批判を徹底して抑え込む状況が続いている。
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アジア安全保障会議開幕(6月2日)
(アジア安全保障会議開幕)
米朝首脳会談の開催が決定したシンガポールでアジア安全保障会議が開幕し、マティス国防長官が演説の中で中国による南シナ海の軍事拠点化を改めて批判した。現在、中国は南シナ海に造成した人工島に、対艦・地対空ミサイルを配備し、爆撃機を離着陸させているが、最近になってフィリピンのドゥデルテ大統領の側近2人が相次いで、南シナ海で中国と戦争をする可能性があるとの発言を行うなど、再び南シナ海での緊張が高まっている。...
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(アジア安全保障会議開幕)
米朝首脳会談の開催が決定したシンガポールでアジア安全保障会議が開幕し、マティス国防長官が演説の中で中国による南シナ海の軍事拠点化を改めて批判した。現在、中国は南シナ海に造成した人工島に、対艦・地対空ミサイルを配備し、爆撃機を離着陸させているが、最近になってフィリピンのドゥデルテ大統領の側近2人が相次いで、南シナ海で中国と戦争をする可能性があるとの発言を行うなど、再び南シナ海での緊張が高まっている。マティス国防長官は中国が南シナ海に配備している兵器は「周辺国の脅迫と抑圧のために利用しようとしているものだ」と非難し、「中国は言っていることとやっていることがまったく異なる」と中国の姿勢を厳しく批判し、「米軍として中国と積極的に競合していく」と中国をけん制した。米朝首脳会談の開催によって米国と北朝鮮との距離が縮小した一方で、6~8月に行われる今年の「環太平洋合同演習」(リムパック)への中国軍の招待を取り消すなど、今、米国は中国との敵対姿勢を鮮明に打ち出し始めている。マティス国防長官は「米国太平洋軍」を「インド太平洋軍」に改称したことにも言及し、日本やインドなどと連携を強めて、中国の海洋進出に対応していく考えを示した。
(米国太平洋軍がインド太平洋軍に改称)
トランプ政権は南シナ海で強引な海洋進出を続ける中国への対抗策として、「米国太平洋軍」を「インド太平洋軍」と改称した。インド太平洋軍の司令官に就任したフリップ・デービットソン新司令官は「米国は海空の自由を保障するために必要な即応性を維持していく」と主張し、引き続き中国に対する強い決意を表明してみせてはいるが、インド・日本・豪州にこの地域を担わせる姿勢を打ち出す名称変更ともいえそうだ。今後、アジア太平洋地域はインド・日本・豪州に任せ、米国は不安定化する兆しを見せている中東に関与していく可能性がある。
(南シナ海周辺国に接近する日本に警戒する中国)
こうした流れの中で日本は南シナ海の周辺諸国との関係構築に動き始めている。このところ日本に接近している中国は南シナ海周辺諸国と日本の関係をかなり気にしており、5月31日、中国メディア「海外網」は、国賓として訪日中のベトナムのファムビンミン副首相兼外相が、河野太郎外相と会談したことについて「南シナ海問題で日本とベトナムがまた気脈を通じた」と大きく報じ、広西社会科学院東南アジア研究所のヤンチャオ副研究員は「日本はベトナムに巡視船を供与し、ベトナムは日本に港湾を開放している。この両国が防衛協力を強化する主な目的は、南シナ海で中国に対抗するためであり、日本はベトナムを利用して中国をけん制しようとしている」との分析を掲載した。
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米朝会談”のシンガポールで・きょうからアジア安全保障会議(6月1日)
史上初の米朝首脳会談が行われる可能性があるシンガポールで、きょうからアジア太平洋地域の安全保障について各国の閣僚などが話し合うアジア安全保障会議が開かれる。
インド・モディ首相、小野寺防衛相、米国・マティス国防長官など、各国の防衛担当閣僚が出席する。
米朝間でやり取りされている北朝鮮の非核化の問題が、会議の焦点のひとつになる。中国が軍事拠点化を進める南シナ海の問題も主要な議題となる見通しである。...
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史上初の米朝首脳会談が行われる可能性があるシンガポールで、きょうからアジア太平洋地域の安全保障について各国の閣僚などが話し合うアジア安全保障会議が開かれる。
インド・モディ首相、小野寺防衛相、米国・マティス国防長官など、各国の防衛担当閣僚が出席する。
米朝間でやり取りされている北朝鮮の非核化の問題が、会議の焦点のひとつになる。中国が軍事拠点化を進める南シナ海の問題も主要な議題となる見通しである。
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習近平主席・イランとの核合意支持(5月30日)
中国外交部(省に相当)の張業遂(チャン・ハンフイ、64歳)副部長(副大臣相当)は5月28日、中ロが主導する「上海協力機構(SCO、注後記)」が6月9~10日に中国東部沿岸の青島(チンタオ)で開催されるが、それにイランのハッサン・ロウハニ大統領(69歳)を招待すると発表した。
中国政府は、ドナルド・トランプ大統領(71歳)が離脱を表明して、危うくなりかけているイラン核合意を継続・推進していくため、イランを支援することを強力にアピールすることになる。
同副部長は、中国とイランが協調して、懸案となっているイラン核合意を支持し、かつ、両国間の相互協力・発展を前進させるためだとコメントした。
なお、イランは以前からSCOへの参加意思を表明しているが、中国はこれを支援するとも言及している。
詳しくは:
Globaliをご参照下さい。
自動運転の技術開発など日中で連携・合意(5月29日)
世耕経済産業相は中国・苗ウ工業情報化相と会談した。両者は、自動運転分野で公道での実証実験ルールや、通信インフラを巡る国際的な基準づくりなどについて日中両国が連携していくことを合意した。
ことし7月に北京で実務レベルの協議を行い、年内に日中の官民合同で技術開発セミナーを開催する。
自動運転をめぐり日中両国が政府間で連携を合意するのは初めてとなる。
日本としては、世界最大の中国市場に日本企業の技術を普及させたい考えである。...
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世耕経済産業相は中国・苗ウ工業情報化相と会談した。両者は、自動運転分野で公道での実証実験ルールや、通信インフラを巡る国際的な基準づくりなどについて日中両国が連携していくことを合意した。
ことし7月に北京で実務レベルの協議を行い、年内に日中の官民合同で技術開発セミナーを開催する。
自動運転をめぐり日中両国が政府間で連携を合意するのは初めてとなる。
日本としては、世界最大の中国市場に日本企業の技術を普及させたい考えである。
世耕経済産業相は「意思疎通と情報交換は今後ますます重要になっていく」、中国・苗ウ工業情報化相は「各分野の協力をさらに拡大させたい」と述べた。
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