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予備役動員に抗議・ロシア国民の不満・顕在化(9月26日)
ウクライナでは東部や南部のロシアの支配地域で住民投票だとする活動が強行されていて、ロシア国営のタス通信は「30日にも併合の手続きが行われる可能性がある」と伝えているが、ウクライナ・マリャル国防次官は「法的には全く意味がない」と述べ、領土の奪還を目指す姿勢を鮮明にした。
一方、ロシア国内ではプーチン大統領が今月21日に予備役の部分的な動員に踏み切って以降、連日のように各地で抗議活動が起きている。
ロシア・強硬手段のプーチン政権・抗議の動き・各地で相次ぐ(9月25日)
ウクライナ情勢について。ロシア国内では、予備役の動員表明を受け、市民が招集されている。ロシアの独立系メディアは、高齢者や学生も対象とされ、100万人が動員される可能性があると伝えている。
24日、動員に抗議する活動が首都・モスクワや、第2の都市・サンクトペテルブルクなどロシア各地で行われ、参加者が治安部隊に次々と拘束された。
ロシアの人権団体は、日本時間きょう午前3時すぎの時点で、少なくとも32の都市で740人余りが拘束されたとしている。...
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ウクライナ情勢について。ロシア国内では、予備役の動員表明を受け、市民が招集されている。ロシアの独立系メディアは、高齢者や学生も対象とされ、100万人が動員される可能性があると伝えている。
24日、動員に抗議する活動が首都・モスクワや、第2の都市・サンクトペテルブルクなどロシア各地で行われ、参加者が治安部隊に次々と拘束された。
ロシアの人権団体は、日本時間きょう午前3時すぎの時点で、少なくとも32の都市で740人余りが拘束されたとしている。プーチン政権は、市民の抗議活動を力で抑え込みながら、あくまでウクライナ侵攻を続ける構えだが、国民の間では不満が広がっているものとみられる。
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支配地域併合へ“住民投票”ロシア・予備役招集も開始(9月24日)
ロシアがウクライナに軍事侵攻してから24日で7か月となる。ウクライナ軍が反転攻勢を続けているのに対し、ロシアは支配地域を一方的に併合しようと、住民投票だとする活動を始めるなど、強硬姿勢を一段と強めている。
23日から支配地域で住民投票だとする活動を始めたロシア側。投票は27日まで行われる予定で、ロシア大統領府・ペスコフ報道官は、“住民投票の結果が出れば、併合に向けた手続きが直ちに行われる”という見通しを示したうえで、“ロシアが併合した地域への攻撃は、ロシアへの攻撃と見なす”と、ウクライナ側をけん制した。...
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ロシアがウクライナに軍事侵攻してから24日で7か月となる。ウクライナ軍が反転攻勢を続けているのに対し、ロシアは支配地域を一方的に併合しようと、住民投票だとする活動を始めるなど、強硬姿勢を一段と強めている。
23日から支配地域で住民投票だとする活動を始めたロシア側。投票は27日まで行われる予定で、ロシア大統領府・ペスコフ報道官は、“住民投票の結果が出れば、併合に向けた手続きが直ちに行われる”という見通しを示したうえで、“ロシアが併合した地域への攻撃は、ロシアへの攻撃と見なす”と、ウクライナ側をけん制した。
対するウクライナ側は、茶番だとして、強く反発している。南東部ザポリージャ州のメリトポリの市長は23日、ロシア側の当局者が、銃を携行した人物とともに住民の家を訪ね始めたとSNSに投稿。ロシア側が住民に圧力をかけており、民意を反映していないと訴えている。一方、ロシアでは、プーチン大統領が予備役を部分的に動員すると表明したあと、各地で招集が始まっている。
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トヨタ自動車・ロシア工場閉鎖へ(9月24日)
トヨタ自動車はロシアのウクライナへの軍事侵攻の影響で部品が調達できなくなり、今年3月からサンクトペテルブルクにある工場の稼働を停止していた。
その後設備のメンテナンスを行い従業員への給料支払いも続けてきたが事態が長期化し生産再開の可能性が見込めないとして現地での生産活動を終了し、工場を閉鎖することを決めた。
今後、ロシアでの新車の販売は行わないが車の保有者へのアフターサービスは続けるとしている。...
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トヨタ自動車はロシアのウクライナへの軍事侵攻の影響で部品が調達できなくなり、今年3月からサンクトペテルブルクにある工場の稼働を停止していた。
その後設備のメンテナンスを行い従業員への給料支払いも続けてきたが事態が長期化し生産再開の可能性が見込めないとして現地での生産活動を終了し、工場を閉鎖することを決めた。
今後、ロシアでの新車の販売は行わないが車の保有者へのアフターサービスは続けるとしている。トヨタは20007年からサンクトペテルブルクの工場で生産を開始しSUVなど年間8万台あまりを生産していた。
日本の自動車会社ではこのほか、日産自動車やマツダ、三菱自動車工業がロシアでの生産を停止しているが工場の封鎖を決めたのはトヨタが初めて。
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「予備役」動員・ロシア国内で反発も(9月22日)
ウクライナへの侵攻を巡り、予備役を部分的に動員すると発表したロシア・プーチン大統領。その規模は30万人。ロシア国内では、抗議活動や国を離れようとする動きが出ている。
予備役の部分的な動員を発表した21日、プーチン大統領は「特別軍事作戦の中で、英雄たちが兄弟のように肩を組み、ドンバスの人々を救うために勇敢に戦っている」と述べた。喝采を浴びた一方で、各地に抗議活動が広がり、参加者が次々と治安部隊に拘束された。...
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ウクライナへの侵攻を巡り、予備役を部分的に動員すると発表したロシア・プーチン大統領。その規模は30万人。ロシア国内では、抗議活動や国を離れようとする動きが出ている。
予備役の部分的な動員を発表した21日、プーチン大統領は「特別軍事作戦の中で、英雄たちが兄弟のように肩を組み、ドンバスの人々を救うために勇敢に戦っている」と述べた。喝采を浴びた一方で、各地に抗議活動が広がり、参加者が次々と治安部隊に拘束された。
ロシアの人権団体は、日本時間午後4時過ぎの時点で、少なくとも39の都市で1300人余が拘束されたとしている。
ロシア国民への影響が広がっているよう。ロシアから出国する動き。モスクワ発イスタンブール行きの直行便を1日5便運航しているトルコの航空会社の予約サイトでは27日の分までチケットがすべて売り切れていた。
グーグル検索の動向を分析するサイトによると、ロシア国内では、予備役の部分的な動員が発表されて以降、航空券に関連する検索がそれまでの2倍以上に急増。
併せて検索されているキーワードとしては「ロシアを出てどこに行くべきか」「ロシア国民がビザなしで行ける国」などが増えている。米国・ニューヨークで開かれている国連総会でビデオ演説したウクライナ・ゼレンスキー大統領は「動員しても偽の住民投票にしても、ロシアが戦争を望んでいることを示している」と述べ、「ウクライナもヨーロッパも世界も平和を求めているが、1人だけ戦争を望んでいる」とロシア・プーチン大統領を批判した。
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