【タレコメ】
翁百合の発言まとめ
日本総研理事長・翁百合 スタートアップを成長戦略のど真ん中に置いてずっと支援はしてきているが、スケールアップがなかなかうまくいっていない。グローバル化がなかなか進んでいないところが1つの原因。そこは金融面もあるし、医療分野とかを中心にいろんな規制がまだ残っている。スタートアップのスケールアップが必要。
2024/10/13 BSテレ東[NIKKEI 日曜サロン]
日本総研理事長・翁百合 この30年間、特に大企業などで分析してみると、コストカットが中心になっていて賃金がなかなか上がらなかった。コストカット型の経営が1つ大きい。もう1つは海外投資がものすごく高くなっているが、国内投資は横ばいで増えていない。縮小均衡型になってきていた。海外に出ていたことで国内に投資が回らなかった。そういうことで生産性がなかなか上がらなくて潜在成長率が低下してきている。どういうふうに変えていくかというと、人へ投資、若い人も女性も高齢者でも意欲のある方は働いて潜在能力を発揮できるようにしていくことが大事。
2024/10/13 BSテレ東[NIKKEI 日曜サロン]
日本総研理事長・翁百合 最低賃金の引き上げについてスピード感を持ってやっていこうとすれば、いろんなことが必要になる。中小企業にとって人件費が上がってくるというのはとても大変なことで、どうやって生産性を上げていくのか。すぐに年収の壁の問題にも直面し、これをやっていこうとすれば様々な改革や成長戦略が整合的にやっていくことが必要になる。そういった具体策が出てくるのか関心を持って見ている。
2024/10/13 BSテレ東[NIKKEI 日曜サロン]
展望・2020年の経済・世界は・日本は これだけ大きく環境が変化してきたから、企業が自前主義でやっていくだけでは対応できなくなってきている。もっとオープンイノベーションを進めて、企業の連携とかベンチャー企業と大企業が組んでやるとか、そういった形でビジネスモデル改革を進めていくことが非常に重要。一方でイノベーションを支える人材を育成していくというのも非常に重要な課題。
2019/12/22 NHK総合[日曜討論]
展望・2020年の経済・世界は・日本は これからデジタルトランスフォーメーションが進んでいく。日本もデジタルトランスフォーメーションに向けて色んな政策を打っているが、米中の動きなどは非常に早いし、東南アジアもレガシーが少ない分、非常に早くスピーディに移行が進んでいる。こういった形で恐らく世界的にあらゆる分野でのデジタル化が進んでいく。デジタル化というのは単なるデジタル化だけではなく、製造業も例えばMaaSと呼ばれるように自動車をシェアリングしたりとか、そういうような形でビジネスモデル自体が大きく変化していく。自動車産業も今、色んな構造転換に直面している。そういう意味で全ての産業において、デジタル化、データ利活用といったことによってビジネスモデルを見直していく動きになってきている。
2019/12/22 NHK総合[日曜討論]
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