【タレコメ】
デービッドアトキンソンの発言まとめ
激論!少子化問題・世界の対策と効果 中長期的に(少子化問題に)成功した国一つもない。日本は所得があまり良くないから結婚と子ども出生率が下がると言うが、一般的には所得が上がれば上がるほど出生率が下がる。昔は社会保障を充実すれば上がると言われているが、実は下がる。結婚する人を増やせば子供が増えると言っている人がいるが、これは因果関係を逆に勘違いしているだけ。
2024/06/29 テレビ朝日[朝まで生テレビ!]
元旦激論!2024・ド~する!?ニッポン 2000年代とか90年代とよく言われるが日本の少子化が始まったのは1973年からずっと下がっている。残念ながら今となっては統計上、物理的に人口減少を止めることはできない。減っていくペースを多少緩和することができたとしても大幅に減ることは間違いない。
2024/01/01 テレビ朝日[朝まで生テレビ!元旦SP]
「物価高」賛否両論・ゲストが徹底討論 実質賃金が遅れて上がるのは普通のこと。上げたい、上げざるを得ないが、どこも横ばいになっていて上げられないという圧力がかかっている。コストプッシュでやっても、上がることによって企業は耐えないといけないので生産性向上をせざるを得ない。
2023/11/08 BSフジ[プライムニュース]
激論!経済対策“五本柱”期待できる?できない? 人口減少が始まったのは1972年。ここまで進んでしまえばこれを止めることは不可能。人口減少と一緒にどうやって共存していくのかということを決めないといけない。企業にとっても労働人口が減り、消費者が減るという中でどうやって企業として対応していくのかということ。
2023/09/30 テレビ朝日[朝まで生テレビ!]
賃上げについて言いたい事、聞きたい事 結局は何の文句も言わずにどんな理不尽なことを言われていても真剣に真面目に働く人にとって、(日本的雇用形態は)素晴らしい制度だったが、今はもう合っていない。今は自分の生活を守るために労働者も企業を選び、社長の戦略を選ぶようになっている。
2023/01/20 BSフジ[プライムニュース]
岸田首相「物価上昇を超える賃上げ」日本企業の実情と現実味 例えばEUや韓国ではe-Taxというのを強制することによってEUではものすごく大きなデータベースを作り、大体99%のデータをそのまま使えるデータとして持っている。韓国も(e-Taxを)100%近く強制している。日本はそういう段階に全然なっていない。最大の問題は、国税庁が持っている法人企業統計のデータを出したがらないこと。
2023/01/20 BSフジ[プライムニュース]
「賃上げ」の意義と構造的課題 どの業種のどの規模で、どういう問題があってなぜ価格転嫁ができないのか、なぜ生産性を上げることができないのかを特定すべき。日本には今、現在で中小企業の数の正確なデータすらない。中小企業庁だと6年前の数字をそのまま使っていて360万社。法人企業統計だと280万社。厚生労働省が出している従業員数と法人企業統計で出ているものと中小企業庁の数字が全部違う。何がどうなっているのかがまったくわからない。
2023/01/20 BSフジ[プライムニュース]
歴史的円安・物価高騰…どうする!日本経済 日本は新規開発だとかイノベーションをやっていない。輸出も増やしていない。大企業では継続的に労働生産性が上がっているが、中小企業は横ばいのまま。
2022/09/18 BS朝日[激論!クロスファイア]
歴史的円安・物価高騰…どうする!日本経済 日本は総額でみると世界第4位の輸出大国だが、GDP比で比較すると世界184位。単に輸出を増やせばいいという話ではない。円安になったから輸出しやすいということは一般概念としては正しいが、日本は構造的に輸出ができるようになっていない。諸外国の分析の結果、輸出を増やすためには平均して200人ぐらいの社員が必要だが、99.7%の日本企業の平均社員数は9人、85%の日本企業は平均社員数が3.4人しかいない。
2022/09/18 BS朝日[激論!クロスファイア]
日本企業「アニマルスピリッツ」持てるか 日本は、90年以降は国の産業政策がない。賃上げすれば3%優遇するというのは大企業政策であり、中小企業の場合、70%の企業は法人税を払っていないのでまったく響かない。99.7%の日本企業は中小企業。大企業0.3%に政策を打っていって99.7%無視し、保護している。こういうところに日本の経済を回復させる、日本の賃金を上げさせるということであれば、どうやって中小企業に成長してもらうかという政策をうたないといけなくなる。成長している中小企業というのはほぼゼロで、350万社ある中で伸びる企業はたった2000社。中小企業にイノベーションをやってもらわないとどうにもならない。
2022/02/08 BS-TBS[報道1930]
|