【タレコメ】
野嶋剛の発言まとめ
特集・台湾有事のリスク高まる?・総統選後に何が起きるか 習近平共産党総書記は今の指導部で少なくとも本人は自分が台湾に最も詳しい人間だと考えている可能性は高い。そこからさらに考え方が発展し、自分の任期中に台湾で成果を出さないといけないという気持ちになっている。
2024/01/13 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
<トップNEWS>2年後台湾総統選影響?・統一地方選で民進党大敗 大敗というよりも惨敗と言ってもいい。蔡英文総統の任期は残り1年半以上あるが、次期総統選びに向けた民進党からの候補者選びにおいても主導権失っていくような局面が出てくる。民進党というのはできるだけ中国とは距離を置き、日米と連携していこうという政党。一方国民党の方は中国との関係を改善していくという大きな方向性の違いを持っている。今回の地方選では、アジェンダが経済問題とか若者の就職等が争点になったが、総統選挙ではこれから台湾はどうなるのか、中国との関係はどうするのか、日米とはどのように付き合っていくのかという大きなテーマを争うことになる。今回の選挙結果が総統選に直接影響すると言い切るのは時期尚早だが、長期的に国民党が低迷していたので今回反転攻勢のチャンスを掴んで勢いづいてくる可能性はある。
2022/11/29 テレビ朝日[大下容子ワイド!スクランブル]
中国軍の大規模演習“台湾包囲”・中国軍、軍事演習を“常態化”か 台湾海峡の中間線がこれから事実上、無効化されると言われている。台湾海峡の幅というのは130キロ~140キロぐらい。航空機を使えばあっという間に着いてしまう距離。半分にすると台北までは60キロ。中間線を越えて首都・台北に中国軍に近づいてこられると、心理的にも物理的にも(台湾側に対する)ものすごいプレッシャーとなる。中国は間違いなく、演習的なものを台湾周辺で起こしてくるので、これに対してどのように対応していくのかを(台湾は)練り直す必要がある。台湾と日本ははっきり言って近すぎる。与那国島と台湾東側では110キロしか離れておらず、台湾包囲あるいは台湾への軍事的演習が常態化するということは、日本への脅威が常態化するということも意味している。
2022/08/08 BS-TBS[報道1930]
「台湾有事」はあるのか? 中国の台湾への軍事侵攻は容易ではないことは、軍事専門家の間でも共通した見方。1つの要因としては台湾と対岸の福建省までの距離は130キロあること。日本で言えば東京から沼津ぐらいの距離。これは短いようでいて実はすごく長い距離。ここに大部隊を派遣して上陸させてという軍事行動をとれば相当な準備と能力が必要になる。中国にはまだそこまでの能力はない。では、何ができるかと言えば台湾が実効支配しているいくつかの小さな島に軍事侵攻すること。こうした島々は簡単に占領できる。それをやって我々の台湾統一は近づいていると主張するかもしれない。
2021/12/13 BSテレ東[日経ニュースプラス9]
日台コロナ対策を徹底比較 特徴的なのは医療関係者、専門家の位置づけ。日本でいえば菅総理の横に尾身会長が立っていることが、台湾の人は不思議だと言っている。政治決断というのは政治家が説明すべきものであり、発表する時には政治の言語で発表すべきだと彼らは考えている。日本だと「専門家によると」とかよく言うが専門家の意見を聞いたにせよ、台湾ではそういう言葉は口にしない。それが政治決断というものを弱めるからである。陳時中衛生福利部長の会見でも複雑な問題を語る時は時々専門家がいるが、重要な判断については「もしだめだったら自分が辞める」という覚悟で政治家が話す。
2021/01/26 BSフジ[プライムニュース]
日台コロナ対策を徹底比較 あらゆる官庁は縦割りで動いている。あらゆる人間にはそれぞれ権限があり、そこはどうしようもない。平時はこういう形でいくつかの声があってもいいが、少なくともコロナ対策という点においてはワンボイスの方がわかりやすい。それを担保する制度がなければどうにもならない。西村さん、田村さん、河野さん、加藤さんなりそれぞれの仕事を誰が統合するのかということ自体がはっきりしていない。台湾の場合は陳時中衛生福利部長がすべてをコントロールする。
2021/01/26 BSフジ[プライムニュース]
バイデン時代の米中関係は… 米中関係、当面はならし運転が続く。その中で台湾と香港というのはリトマス試験紙的な役割を担っている。
2020/11/26 BS-TBS[報道1930]
習近平「TPP参加を検討」 一国主義を続けている限りTPPには米国は戻って来ないと中国は考えている。自分達の実力からすればマルチな場で中国は主導権を取れるという自信を持っている。実際にRCEPでも中国が主役になった。経済規模、国家としてのまとまりみたいなところを含めて最も強い影響力を作れる場としてTPPも将来的に視野に入ってくる。
2020/11/26 BS-TBS[報道1930]
台湾総統選と今後の国際情勢は… 今回台湾の選挙は、代理戦争の様相が強かったといえる。今後も台湾はかなり米国に頼っていき中国とは緊張関係が深まる。それは日本にも跳ね返ってくる。日本も習近平国家主席の訪日を控えており台湾情勢、香港情勢も含めて東アジア外交対中関係というのを総合的に考えるいいチャンス。
2020/01/10 BS-TBS[報道1930]
「4中総会」で示された姿勢 4中総会のポイントは中国が香港に対して本気になったということ。中国の3大メディアは、香港問題はこのままではいけないとしている。習近平国家主席は下から突き上げを受けた。断固たる措置を取るという決意表明をした。
2019/11/18 BSフジ[プライムニュース]
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