【タレコメ】
添谷芳秀の発言まとめ
揺れ動く国際情勢・世界は・日本は 中国・習近平国家主席は政敵を排除するなどして第1期から着々と独裁体制を作るプロセスを進めてきた。事実上の独裁体制と考えてよい。ただ中国の国力はおそらくピークを過ぎた。国内的にも経済が二の次にされている。政治的なジェンダーが習近平体制にとってはより重要になっている。中国が足元をすくわれるとすれば経済というのが1つの大きな要素となりうる。
2023/03/26 NHK総合・東京[日曜討論]
揺れ動く国際情勢・世界は・日本は 中ロが結託する基本的な理由は、中国から見るとロシアに失敗されることが中国の東アジア戦略にとっても困るから。中国・ロシアのそれぞれの関心の領域はロシアからすればウクライナ・欧州であり、中国からすれば東アジアになる。具体的な政策になると必ずしも両者が結託して動いているわけではない。
2023/03/26 NHK総合・東京[日曜討論]
分析「ほほえみ外交」北朝鮮にどう向き合う 今後、米国がどう動くかということで、決定的に日本の対応が左右される。対話が失敗したという議論があるが、これまでの国際社会の試みは対話と圧力を一緒に組み合わせてやってきてそれが失敗しているということであり、対話と圧力をどう組み合わせるかという新しい課題がある。
2018/02/18 NHK総合[日曜討論]
分析「ほほえみ外交」北朝鮮にどう向き合う 1番大きいのは米国。何らかの接触や対話が前提条件になるということは、韓国政府も踏まえている。米国の反対を押し切ってまで南北会談をやることはあり得ない。南北首脳会談は単独で存在する現象ではなく、環境が大事になる。環境の中には日本の外交もある。北朝鮮は日本に対しても拉致問題などで曲球を投げてきたりしてくる可能性もある。
2018/02/18 NHK総合[日曜討論]
岐路に立つ防衛政策・専守防衛のあり方は 敵基地攻撃論というのは全面戦争せざるをえない状況で初めて使える能力で、軍事的にはほとんど意味がない。防衛費との関係を考えると日本にどこまで余裕があるのかは大変重要な論点になる。日本にとって財政再建が勝負なのは論を待たないが、防衛費だけが聖域になり得ない。
2017/06/22 NHK総合[クローズアップ現代+]
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