【タレコメ】
森内浩幸の発言まとめ
検証・ピークアウト・予測モデル「まん延防止」の効果は? 日本は沖縄のような人口あたりの感染者数の多いところですら欧米で感染が広がっているところほどには集団免疫ができあがるほどの感染が起きたわけではない。若者は一気にピークを迎え、その後高齢者にうつり、あとはゆっくりと下がっていく。感染者の数を追うよりも、むしろ全体から遅れて上がってくる高齢者のピークや、病床使用率、重症者の数を追っていく方がよいのではないか。諸外国ではどんなに重症化率が低いと言っても、感染者の数が非常に高くなると、結果として入院した数、重症者の数、死亡者数が前回のデルタ株の流行の時に追いついてきている。沖縄もほぼそういった形になってきている。それが日本全体の姿にならないようにしていくためには重症化を防ぐためのワクチン接種を進めていくしかない。
2022/02/05 日本テレビ[ウェークアップ]
<徹底解説・ニュース最前線>入国女性・自宅待機中に男性と接触・男性感染 本来であればその日のうちに検査の結果が出るし、最初からオミクロン株が問題なので、やろうと思えばオミクロン株を検出できるPCRを一緒にやっていれば金曜日のうちにオミクロン株の疑いを確認できたはず。早い段階で食い止めておくべき。最初はボヤでも、燃え上がってしまうと消し止められなくなる。時間が遅れれば遅れるほど、水際対策から漏れてきたものの封じ込めというのもうまくいかなくなる。
2021/12/19 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]
最新研究・ファクターX・日本人重症化少ない理由は これまで風邪のコロナウイルスにかかった人は既にHLA-A24のような免疫をもっていて、それがさらにワクチンによって強められた可能性がある。今回のワクチンの有効性は中和抗体だけではわからない部分をHLA-A24が担っている可能性がある。
2021/12/13 テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]
ファイザー効果減?抗体が41分の1に 今回のオミクロン株の前のデータ、東京大学のデータだが、従来のタイプにウイルスに比べるとデルタ株は3分の1か4分の1しか働く抗体がない。更にミュー株になると10分の1ぐらいしかないといわれていたけども、オミクロン株はもっともっと変異が起こっているので、10分の1よりももっと少ない。大事なことは全体の40分の1しか効かなかったとしても抗体の全体量を底上げすることができればオミクロン株に必要なレベルに抗体の量を増やすことは可能であるということ。3回目の接種をすれば少なくとも重症化や発病を防ぐことができるかどうかを見ていく必要がある。
2021/12/08 BS-TBS[報道1930]
コロナ・南アフリカで発見“オミクロン株” 細胞に入り込むところに10箇所も変異が起きている。デルタ株であれば2箇所、ベータ株であれば3箇所しかなかった変異が、それだけ多く起きていて感染が拡大していっている。おそらく今まで作ってきた免疫、かかった人やワクチンによる免疫から逃れてさらに感染を広げていく恐れがある。
2021/11/27 日本テレビ[ウェークアップ]
期待・飲む治療薬・開発進む 第3相治験というのは現実の社会の中での有効性をみないといけないので感染者がこれだけ減ってきた中では最終段階の治験は難しくなっている。ワクチンの開発が早かったのは幸か不幸か感染者の数が多かったから。今の感染者数だと有効性を出すのに時間がかかる。経口薬が実現するためには、かかりつけ医のところで診てもらい、そこでPCR、抗原検査によってすぐに診断ができることが前提条件になっている。経口薬が来たからといってすぐにインフルエンザと同じような診療体制になるわけではない。
2021/10/16 日本テレビ[ウェークアップ]
コロナ・感染者減少で今後は?
残念ながら次の波は来る。どの段階でどのぐらい緩めるかにということによってシミュレーション上、次の波の予測が立つ。その時期が来るまでの間にどれぐらい医療体制を整えられるのか。少なくとも自宅で命を失うようなことがあってはならない。臨時の入院施設を作ったり、箱を作るだけではなく、医師や看護師がそういう施設で働けるようにするとか、いろいろな体制を作り、ワクチン接種をさらにどれくらい進められるのか。新たな変異株をモニタリングする仕組みをどのくらいしっかりと作れるのか。そこから間に合う時期を逆算して解除を決めていくべき。
2021/09/25 日本テレビ[ウェークアップ]
ファイザー・飲み薬タイプ・治療薬・最終段階・臨床試験へ まだそれほど体内にウイルスが増えていない段階で使うことで有効性を担保できる。ほとんどの抗ウイルス薬は発病して2日以内に投与を開始することが求められているが、点滴だとなかなかそれがうまくいかなかった。陽性とわかってすぐにこの薬を処方して飲み始めることで、これまでインフルエンザでやってきた事と同じような診療を行い、重症化する人の数を減らすことが期待できる。
2021/09/01 テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]
最新・感染拡大・研究者ら緊急声明「“エアロゾル”が主たる経路」 空気感染と言ってもエアロゾル感染と言ってもどちらでもかまわない。要するに下に落ちずに空気の中を漂っているものを吸うことが危険ということであり、両者を区別する必要はない。
2021/08/31 テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]
緊急事態宣言“発令地域の拡大”あすにも決定・“総力戦”病床確保要請へ・拒否なら病院名公表 給付金をもらっているところは(コロナ患者を)受け入れるか、お金を返すかすべき。誤解されたくないのは年間130万人もの人が亡くなっている日本において医療従事者は国民の健康を守るために他の多くの領域で激務に耐えているということ。その方は決して医療を放棄しているわけではなく、別のところを守っている。ただ、今は災害医療の現場なのでここでは「普段、うちの病院では」ということをいつまでも言い訳にしてほしくない。
2021/08/24 フジテレビ[バイキングMORE]
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