【タレコメ】
小笠原欣幸の発言まとめ
「台湾有事」はあるのか? 米国、日本が特に台湾のサポートを背後からきちっとする必要がある。抑止が機能していれば、中国は台湾への侵攻はできないはず。一方で隙を見せれば(軍事侵攻の)可能性は広がっていく。中国は台湾に軍事侵攻するだけの十分な軍事力をまだ持っておらず、かなり強化されてはいるが、台湾に侵攻するには中国も相当犠牲を負わなければならなくなる。そこまでしてやった場合には、共産党の権威が揺らいでくる可能性があり、ここは慎重にならざるを得ない。中国としては台湾に対し軍事力を見せつけて「抵抗しても無駄である」と心理的に追い込んでいくだろう。強制的な平和統一が中国の狙い。
2021/12/13 BSテレ東[日経ニュースプラス9]
<今日のプラス10>台湾をめぐり米中の動きが活発化 1月20日にバイデン大統領が就任した。その時に台湾の駐米代表を式典に招待した。バイデン政権は就任式に合わせて空母ルーズベルトを台湾の近くに航行させ、南シナ海に入らせようとしていた。こうした米国の姿勢に強い不満を示し、中国は1月23日と24日、異例の、2日間で28機という大変な規模の中国空軍機を台湾の防空識別圏に入れた。爆撃機は8機もあり、1つの爆撃機から対艦ミサイルが2発同時に撃てるので、合わせて16発撃てる。これを米空母に向けて誇示した。バイデン政権は始まったばかりだが、もう既に台湾について米中が火花を散らしている。
2021/02/02 BSジャパン[日経プラス10]
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