【タレコメ】
倉田徹の発言まとめ
最新分析・アフガニスタン・香港・北朝鮮 統制一辺倒で進んできた中国の体制のコストは高い。香港の問題では引き渡し条例という1つの法案を撤回する、しないで話がここまで大きくなってしまった。これは結局のところ上から押さえつける政策をずっと進めてきた結果。その過程でどんどん不満をため込んでしまって爆発させてしまった。同じことはひょっとしたら中国国内でもあり得る話。ウイグル族や宗教関係者、弁護士、そういった様々な社会の人々に対して中国は圧力を加えそれを国家の安全のためと言ってきた。それが今後、仮に高度成長ができない場合、どうやって維持をしていくのか。非常に大きな岐路に立っている。
2019/12/08 NHK総合[日曜討論]
最新分析・アフガニスタン・香港・北朝鮮 人権民主法案というのは表面上は人権民主主義ということを言っているが、中身を読んでみるとかなり中国の国家戦略に対する牽制の意思が見える。例えば、香港を通じてハイテクであるとか軍事転用可能な技術が中国大陸に輸出されていないかどうかを監視するとか。香港の様々な形での再輸出、北朝鮮やイランに対する制裁を香港がちゃんと履行しているかどうかをチェックするとかも実は米国政府の監視の範囲に入っている。そういう意味では単純に人権民主主義というだけではなくて、貿易戦争、あるいは新冷戦と言われる状況を踏まえた上での米国の中国との対抗の一環として使われている。
2019/12/08 NHK総合[日曜討論]
最新分析・アフガニスタン・香港・北朝鮮 中国政府は、現状の香港のデモはあくまで少数の暴徒がやっている暴力行為であり、大多数の市民は政府を支持しているというような説明をしてきたが、それが正しくないということが明らかになってしまった。当然、北京としても政策を変えざるを得ないことになる。もう1つは、この先に行政長官、あるいは立法会というより大きな選挙が香港に控えている。立法会の選挙は来年あるが、ここでもし民主派が今回と同じような形で大勝した場合、これは大きな問題になる。現在の政策に対して全てNOを突きつけるような形で動くということになる。さらに言うと、行政長官までもし選挙に民主派が影響を与えた場合には北京は本当に強い反応をせざるを得ない。
2019/12/08 NHK総合[日曜討論]
香港デモ“100万人の抗議”発見!「白黒のTシャツ」 逃亡犯条例が正式名称だが、香港では送中条例という言い方をしている。送中という言葉は広東語で臨終という言葉と発音が全く同じ。したがって香港の死を意味する。
2019/06/16 フジテレビ[日曜報道 THE PRIME]
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