【タレコメ】
量子暗号の確立支援・総務省
日本経済新聞・高橋哲史編集委員 量子暗号通信は機密データを暗号で送信し、その暗号を解く鍵を量子の一種である光子に乗せて光ファイバーで送る技術。絶対に破れない究極の暗号技術と呼ばれている。サイバー攻撃から機密データを守るためには絶対に必要な技術とされている。技術面では日本の東芝やNECなどが国際的にみても競争力が非常に高く、評価されているが、実用化の面、特に距離を伸ばす技術という面では中国が最先端を走っている。中国は北京や上海を結ぶ数千キロに及ぶ量子暗号の通信網を確立している。超高速な計算が可能な量子コンピューターも2030年頃の実用化が見込まれている。量子コンピューターが実用化されると既存の暗号は全て解読されてしまう恐れがあり、サイバーセキュリティを確立させるため量子暗号の技術の開発が急がれる。
2024/10/08 BSテレ東[日経モーニングプラスFT]
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