【タレコメ】
<映画で見つめる世界のいま>米国の“核”を担い続けた町の姿
国際政治学者・順天堂大学特任教授・藤原帰一 核兵器を開発したマンハッタン計画はニューメキシコ州のロスアラモスが中心で、米国各地で冷戦末期まで展開された。その中で長崎に投下された原爆のプルトニウムを製造・抽出を行ったのがワシントン州東南部のハンフォードという場所。このハンフォードサイトに関わる人が住んでいる町がリッチランド。核兵器を開発した場所の多くはどこも人口が少なく先住民が多く住んでいた場所。リッチランドでは核開発が日常生活の中に入りこんでいる。高校の校章がキノコ雲になっているが、キノコ雲を作り出したおかげで戦争が終わったというシンボルであり、リッチランドの誇りになっている。
2024/06/26 NHK総合・東京[キャッチ!世界のトップニュース]
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