【タレコメ】
特集・中国・貿易戦略の脅威・欧米の対抗策は
キヤノングローバル戦略研究所研究主幹・瀬口清之 米国は小さな庭で高い壁を作るという恰好で経済安保をやっていると説明している。しかし米国内においてもこれは小さくないとの意見が広がっている。もう庭ではなく公園の規模になっている。これには大統領選挙がかなり大きく影響していることは誰も指摘するところ。長期的には国家安全保障のために米国の飛びぬけた経済優位性を崩されたくないという気持ちが米国の中では強い。米国だけが中国を非常に脅威に思っている部分がもともと存在するし、長期的に存在する。中国市場とうまくやっていきたいヨーロッパや日本の企業の立場、政府の立場とは相いれない部分がある。G7の中でもそこをどう調整していくのかが、難しい問題になっていく。
2024/06/08 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
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