【タレコメ】
特集・企業にとって円安はプラス材料?
武者リサーチ代表・武者陵司 デフレが進行すれば円が強くなる、結果、デフレが更に進行するという蟻地獄に日本は当時からはまっていた。円高が結果として、どう経済に影響を及ぼし、経済成長にどういう影響をもたらすか、因果関連で円安や円高を見なければいけない。
2024/03/30 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
武者リサーチ代表・武者陵司 半導体、ハイテクエレクトロニクス、自動車など、付加価値の高いハイテク製造業を巡って各国は市場の争奪戦をやっている。その争奪戦で市場をたくさん取れれば結果として生産が増え、賃金が上がるという好循環が起きる。過去30年の日本は争奪戦で円高の結果、ことごとく敗れた。今その大逆転の局面にきている。
2024/03/30 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
一橋大学名誉教授・野口悠紀雄 インバウンドで外国人が日本に来るのは日本に魅力を感じてのことではない。単に日本で物を買うと安いから。円安は基本的には日本の安売りで、安売りすることでもうける戦略では日本はいつになっても豊かにならない。
2024/03/30 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
一橋大学名誉教授・野口悠紀雄 日本は円高で苦しめられたからこそ(円安の時に)技術革新をやり、新しい産業を作りだすべきだった。米国はそれをやり遂げ、IT革命の中から新しいGAFAMと言われるような企業が出てきた。今、米国はAIによって新しい経済の可能性を開きつつある。企業が自ら新しい技術を導入して新しいビジネスモデルを確立することこそが日本にとって重要だった。ところが、日本はそういうことをしなくても円安で形式上利益が上がってしまうため、努力を怠ってきた。
2024/03/30 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
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