【タレコメ】
複数案に?次期エネルギー計画
キヤノングローバル戦略研究所研究主幹・杉山大志 日本は2030年目標に向けて順調にCO2が減っているとしている。ところがその要因は産業空洞化。日本から工場がどんどん消えている。それにも関わらず日本は2030年の目標に突き進む気満々である。そうすると、ますます産業は空洞化してしまう。2035年に60%減という数字になりそうな相場観が出てきているが、それをやれば本当に日本から工場がなくなりかねず、日本経済は、がたがたになるだろう。国の安全保障も経済もどちらも破滅することになる。
2024/03/23 BSテレ東[石川和男の危機のカナリア]
キヤノングローバル戦略研究所研究主幹・杉山大志 CO2は二の次で安全保障が第一である。今の世界情勢を見ても、どう見ても安全保障をまず考えないといけない。ウクライナで戦争が起き、中東で戦争が起き、日本が巻き込まれる台湾有事もいつ起きるかわからない。日本周辺のシーレーン、石油やガスの輸送路も危険にさらされる。こういう状況下で安全保障をどうやって確保するかといえば、大事なのはまず準国産エネルギーである原子力。それから、化石燃料を悪者扱いにすべきではなく、安定調達こそ必死にやるべき。例えば石油は中東から95%買っているが米国と合意して長期契約を結び、米国から一定の割合を買うとかしてもよい。
2024/03/23 BSテレ東[石川和男の危機のカナリア]
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