【タレコメ】
<ワールドEYES>特集・中東めぐる・ロシアの外交戦略
専門解説委員・石川一洋 プーチン大統領にとって米国の関心がウクライナからイスラエルに移ることは好ましい状況であり、軍事支援が滞る事態を待ち望んでいる。世界中に不安定を広げているのは米国だというレトリックで米国批判を続け、反米感情を拡散しようとしている。
2023/11/15 NHK総合・東京[キャッチ!世界のトップニュース]
専門解説委員・石川一洋 ロシアの外交は中東においてあらゆるプレーヤーと良好な関係を維持していくというバランス外交が本質。特にイランとサウジアラビアとの関係の両立を重視しており、両国が近づいていることは好都合だと考えている。ロシアは来年、BRICSの議長国でイラン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、エジプトという中東の主要なプレーヤーを新規加盟国に加えた拡大BRICSの首脳会議を主催する。こうした機会を利用して中国とともにイラン、サウジアラビアとの協力関係を含めてパレスチナ問題でも政治的な動きを仕掛け、米国の影響力低下を狙ってくる可能性がある。
2023/11/15 NHK総合・東京[キャッチ!世界のトップニュース]
|