【タレコメ】
なぜ始まった?ウクライナ侵攻
防衛研究所防衛政策研究室長・高橋杉雄 結果として西側のロシアへの関与政策は失敗した。ただしソ連が崩壊してロシア経済がぐちゃぐちゃになっている状態でロシアを支援しないという選択肢は存在しなかった。そんなことをすれば旧ソ連の軍事技術や核兵器が世界に拡散されることになった。2002年、2003年の時期は9.11が2001年にあって、アフガニスタンでの米軍やNATOの活動に対してロシアが協力していた時期。潜在的な敵を含めて、協調的に安全保障をしていく。彼らを仲間にしていくというのが中心的な考え方だった。ちょうど2007年リーマンショックの頃にロシアが石油開発ガス開発に成功して累積債務を解消している。その意味で西側に頭をさげないでも済むようになったが、ロシアのエネルギー開発が成功したのは西側が投資したことが大きい。これに関しては関与が裏目に出た。
2023/06/23 BSフジ[プライムニュース]
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