【タレコメ】
米国中間選挙の“異変”とバイデン政権への影響
国際教養大学大学院客員教授・小西克哉 いろんなシンクタンクのシミュレーションで、米国が台湾を守るという情報を出しているが、実は米国の安全保障専門家の中でもそれを本当に信じている人は非常に少ない。例えば数年以内に武力行使して台湾を取ることなどしなくても、台湾が中国になびいてくれるのを待つ方が中国にとってはよほどいい。民進党政権が国民党政権に代わるだけで中国にとっては御の字。
2022/11/20 BS朝日[激論!クロスファイア]
早稲田大学教授・中林美恵子 中間選挙の影響というのが台湾情勢に必ず絡んでくる。下院ではおそらくマッカーシーが議長に選出されるのではないかと言われている。彼が議長になった場合、台湾に半年以内に行くだろうとされていて、バイデン政権にとってはかなり難しい舵取りが要請されることになる。一番苦しいのは台湾が中国の一部であるということを、国連を含めた皆が認めてしまっていること。その中でどこまで米国が踏み込めるのかを考えた場合、やはり武器支援しかない。中国が台湾に対し武力行使をするならば、早ければ早い方が有利になる。ここはものすごく警戒していく必要がある。
2022/11/20 BS朝日[激論!クロスファイア]
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