【タレコメ】
米国・ドル高“容認発言”半世紀前と酷似!?
解説キャスター・滝田洋一 現状は円の独歩安というよりドルの全面高が世界を振り回している。インフレ問題が逆風になっているバイデン政権としては、中間選挙前にドル高の姿勢を改めることは考えにくい。気になる点がバイデン発言の中の「ドル高に伴う問題は他国の経済成長や健全な政策の欠如だ」である。他国を突き放したようなこの発言は半世紀前の共和党・ニクソン政権でコナリー財務長官が「ドルは我々の通貨だが、経済的な不都合はあなたたちの問題だ」という発言とよく似ている。要するに今も昔も変わっていないのは基軸通貨国が単独主義的に振舞っているということ。
2022/10/17 テレビ東京[ワールドビジネスサテライト]
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