【タレコメ】
<マーケットビュー>買う力を奪う「見えない円安」
日本経済新聞編集委員・清水功哉 日本より海外の方が物価上昇率が高いために日本人は輸入する際に非常に高いコストを支払わなければならない。その分、円の実質的な価値は下がっていると見るのが実質実効相場の考え方。どのぐらい内外に物価格差があるかというと、1月の消費者物価でみると日本が0.5%、世界平均は約6%と、かなりの差があるが、名目実効相場と実質実効相場の差が「見えない円安」となる。「見えない円安」によって日本の経営収支が悪化して日本人の買う力が奪われている。
2022/03/29 BSテレ東[日経モーニングプラスFT]
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