【タレコメ】
特集・エネルギー高騰の背景は
マーケットリスクアドバイザリー共同代表・新村直弘 2014年にOPECショックというのがあった。原油の価格をささえるためにサウジアラビア・ムハンマド皇太子が減産を見送り、価格がドーンと下がった。それ以降、原油価格は40ドルから50ドル周辺でうろついている。結局、投資をして掘削をする人たちは原油価格がある程度高くないと投資効率が悪くなってしまうために増産ができない。コロナや脱炭素が起きる前から株主は無駄な増産をしないよう圧力をずっとかけていた。そこにコロナが起き、原油の需要が減ったので投資はできないとなった。ここに脱炭素が加わり、原油価格高騰に拍車がかかった。
2021/10/30 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
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