【タレコメ】
<今日のプラス10>台湾をめぐり米中の動きが活発化
東京外国語大学大学院教授・小笠原欣幸 1月20日にバイデン大統領が就任した。その時に台湾の駐米代表を式典に招待した。バイデン政権は就任式に合わせて空母ルーズベルトを台湾の近くに航行させ、南シナ海に入らせようとしていた。こうした米国の姿勢に強い不満を示し、中国は1月23日と24日、異例の、2日間で28機という大変な規模の中国空軍機を台湾の防空識別圏に入れた。爆撃機は8機もあり、1つの爆撃機から対艦ミサイルが2発同時に撃てるので、合わせて16発撃てる。これを米空母に向けて誇示した。バイデン政権は始まったばかりだが、もう既に台湾について米中が火花を散らしている。
2021/02/02 BSジャパン[日経プラス10]
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