【タレコメ】
国連演説で米中首脳が対立・迫られる日本の立ち位置
自民党衆議院議員・長島昭久 日本は中国と商売しながら同盟国・米国と仲良くしていくという両立をこれまでしてきたが、だんだん両立しきれなくなっている。(日本は米国から)制裁されるかもしれない。ファーウェイには年間1兆円くらい部材を日本企業が提供している。どこまでが制裁の対象になるのか、意識して仕分けていけないといけない。他方10年ぐらい前から中国だけに依存するわけにはいかないとチャイナプラス1というのをやっていて、マーケットやサプライチェーンをベトナム、タイ、インドとかに移行している。やはりこれから米中がデカップリングするかもしれず、経済的に儲かるからと言って中国市場に傾斜していけば、あとでどういうしっぺ返しが来るかわからないので、企業としてはリスクを分散していく努力をしていくべき。
2020/09/23 BSフジ[プライムニュース]
ウォールストリートジャーナル東京支局長・ピーターランダース 例えば最近の毎月の貿易統計を見ても対中国の輸出は前年比で増えている。対米国については前年比2割減。日本の経済はこれから早めに復活させないといけないと思うが、中国に頼っている部分も大きい。だから中国を軽視してはいけない一方で、トランプ大統領があれだけ中国を攻撃する環境の中で米国とも付き合わないといけないという難しい舵取りになる。
2020/09/23 BSフジ[プライムニュース]
ウォールストリートジャーナル東京支局長・ピーターランダース 日本の経済界は危機感が足りないようにも見える。東芝はココム事件の時にソ連に重要な技術を売ってしまい米国で厳しく批判されたが、東芝の役員はその辺りを十分認識しており、「中国と取引するときに、それぞれの取引だけではなく、会社全体にどういう影響があるかを必ず毎回考えないといけない」とはっきり言っていた。それに対してまだ一部の企業ではそこまでの危機感がない。
2020/09/23 BSフジ[プライムニュース]
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