【タレコメ】
稲田・マティス会談・今後の日米同盟は
政策研究大学院大学教授・道下徳成 (米国の兵器を買うのは)結果論。日本にとって必要な兵器がたまたま米国が作っているもの。そこはウィンウィンの関係。トランプ大統領はビジネスマンなので、安全保障外交の経験、知識に欠ける部分がある。米国が失策をしたり不安定な状態になった時に、日本が支えてリーダーシップをとって米国と一緒に進み、アジア太平洋の平和を守る役割が果たせる。チャレンジでもあり、チャンスでもある。
2017/02/05 NHK総合[日曜討論]
拓殖大学総長・元防衛大臣・森本敏 日本の調達費の7割はFMS(対外有償軍事援助)、これ以上米国の兵器を買い続けると日本の防衛産業が苦しむ状態になる。防衛費を増やす買い方をするのであれば、日米共同開発を進める方向を日本が提案すべき。
2017/02/05 NHK総合[日曜討論]
政策研究大学院大学教授・道下徳成 日本は北朝鮮への防衛措置をきちんと取っている。1番重要なのはミサイル防衛。問題は弾道ミサイルを打ち落とすミサイルが非常に価格が高いこと。1発数十億円もする。それだけにこれに依存するのは(財政的に)厳しい。将来的には北朝鮮のミサイルを破壊するための敵地攻撃能力と組み合わせて、高くつかない防衛体制を作る必要性も考える必要がある。
2017/02/05 NHK総合[日曜討論]
拓殖大学総長・元防衛大臣・森本敏 (東アジア情勢は)落ち着いてはいない。むしろこれからもっと緊張する可能性がある。だからこそ米国が韓国、日本に来て米国がコミットメントをし、周辺国にメッセージを出して抑止機能を高めようとした。中国については懸念という表現を使い、北朝鮮には軍事的脅威とした。双方の言葉の使い方には明らかに差がある。懸念国にはコミュニケーションをとって対話する余地があるというメッセージを出している。北朝鮮は単に脅威なので、きちんと力で対応しないといけないということ。これから実際に日米間が取り組む政策上の大きなテーマが、共有認識において違ってくる。
2017/02/05 NHK総合[日曜討論]
早稲田大学大学院教授・植木千可子 会談は良かったが、核の傘の提供、同盟の維持など、ごく当たり前のことを言っている。これをわざわざ言わなくてはいけないというのはむしろ異常な状態。
2017/02/05 NHK総合[日曜討論]
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