【タレコメ】
攻めの年金運用・通算で赤字・4~6月期もマイナス5兆円
ウォールストリートジャーナル東京支局長・ピーターランダース なかなかアベノミクスが描いたシナリオにはなっていない。特に今年に入って円高になって個人消費が冷え込んでいる。むしろデフレの状況に戻りつつある。GPIFについてはこれは世界中の現象であり、マイナス金利で世界中の投資家が苦労している。例えば日本国債の金利がマイナスで満期まで待てば確実に損が出るということなので、その代わりに外国の債券とか値上がりそうな株を買って金利を、利益を取ろうとするのがGPIFの見立てだが、残念ながら円高になって海外の資産が目減りしてしまったという結果になった。GPIFはほとんど為替が変動した時に損失を抑えるような対策をとっていないので、これからそうした対策も検討する必要が出てくるのではないか。
2016/08/26 テレビ朝日[報道ステーション]
|